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こんにちは!累計の服に使った金額が「1000万超え」の、三度の飯より服が好きなブロガーのtomoです!私は、古着からドメスティック、インポートブランドまで様々な服を実際に買って、着てきた経験を元にブランドを解説しています。ブログを読んでさらにファッションが好きになってもらう為に、ブログを運営しています♪
この記事は、こんな人にオススメ!
・MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)に詳しく無い人
・Martin Margiela(マルタンマルジェラ)とはどんなデザイナーなのか知りたい人
・MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)に興味が出始めた人
ヒロシ(以下、ヒ):よく服好きの人が「Martin Margiela(マルタンマルジェラ)」を好きって、よく耳にするけど本人やブランドのこと詳しく無いからよくわからないんだよね。
サトシ(以下、サ):確かにファッション関係者を含めても好きなデザイナーにあげる人は多いね。
じゃあマルジェラはなぜ、各国のファッションラバーから愛され続けるのか?今回は、その理由に迫るね。
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目次
- MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)の歴史
- Martin Margiela(マルタンマルジェラ)とはどんなデザイナーなのか
- MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)の特徴
- これだけは知っておきたい定番
- まとめ
・MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)の歴史
サ:MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)は、1988年にMartin Margiela(マルタン・マルジェラ ⦅以下:マルジェラ⦆)によってパリで創業されたラグジュアリーブランド。
創業当時は、Maison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)というブランド名でした。
創業者のマルジェラはベルギー生まれ。ファッション大学の名門、アントワープ王立芸術学院へ入学し、デザインの基礎を学ぶ。
1989年にパリで発表された彼のデビューコレクションでは、80年代から続いていた華やかで煌びやかなファッションを否定するかのような破壊的でアンチモードなスタイルを提案したんだ。
ヒ:具体的にはどういうことを提案したの?
サ:それまで流行していたゆったりとしたシルエットに対して、細身のジャケットやボトムを披露したんだ。
だから彼のスタイルは『脱構築』、『デストロイ・コレクション』と呼ばれるようになりなったんだよ。
ヒ:なるほどねえ!言葉自体は聞いたことあったけど、そういう意味で使われていたんだね!
サ:1998年にはコム・デ・ギャルソン(COMME des GARCONS)とのコラボレーションを発表して話題となる。
ヒ:それは話題になるね!でもなんでコム・デ・ギャルソンなの?
サ:マルジェラのデザインは、コム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲から大きな影響を受けていて、既成概念を打ち破るアンチモードのデザインはそこから生まれたと言われてるんだ。
ヒ:コム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲って凄いのは知っていたけど、有名デザイナーにも影響を与える凄いデザイナーなんだね!
サ:2009年には突然表舞台から姿を消し、新しくデザイナーを呼ぶ事はなく、すべてのデザインをラボのチームが引き継ぎ行う事になったんだ。
そして2014年に、デザイナーJOHN GALLIANO(ジョン・ガリアーノ )がクリエイティブディレクターに就任することになるんだ。
その後、ブランドネームをMAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)へと変更して、ジョン・ガリアーノのもとで新たなスタートを切り現在に至るんだ。
ヒ:ラグジュアリーブランドの歴史って色んな事が起こって今に至っているから、聞くだけでも面白い!次は、歴史に名を残す「マルタンマルジェラ」自身について教えてよ。
・Martin Margiela(マルタンマルジェラ)とはどんなデザイナーなのか
サ:マルタンマルジェラ(Martin Margiela)以下マルジェラ』は、1957年ベルギー出身。
1979年にファッションの超名門校アントワープ王立芸術学院を卒業後。卒業生は入学時の半分以下しかいないと言われる世界屈指の学校なんだ。
ヒ:それを卒業出来るだけで、すでに素晴らしい才能を持っていたんだね!
サ:卒業後フリーランスのデザイナーとして働き出す。マルジェラはジャンポールゴルチエのコレクションに感銘を受けて、1984年から3年間ジャンポールゴルチエに弟子入りすることになるんだ。
1989年にパリコレクションデビューを果たし、2008年の引退待てデザイナーとして活躍していたんだ。
ヒ:マルタンマルジェラってほとんど表舞台にでないんだよね?
サ:その通り!雑誌のインタビューもFAXで質疑応答するなど、公の場に姿を見せることはほとんどないんだ。
その素顔を知る人物は、ファッション業界関係者でさえ極少数という秘密に包まれた存在なんだよ。
そして、最後の引退の幕引きまで表にでることはなく、今なおミステリアスなイメージを保ち続けている。そう言うところも魅力のひとつだと思うね。
ヒ:最後まで顔を出さないって逆に気になってくるね。ファッション関係者や服に詳しい人は、マルタンマルジェラは凄いって言うけど、なにがどう凄いの?
サ:いろんな意見があるけど個人的には、常にアンチモードを貫き、それが時代を超えてモードになった事だと思うね!
ヒ:どういうこと??
サ:例えば90年代のグランジファッションや、現代において当たり前のように流通しているビッグシルエット、クラッシュデニム、ミリタリーファッション、ペインティングなどは、マルジェラが世に広めたんだ。
マルタンマルジェラが、今のファッションに与えた影響は大きいんだよ!
ヒ:なるほどねえーー今では当たり前のことを生み出したのが、マルタンマルジェラだったんだね!
サ:そして1997年から2003年マルタン・マルジェラは、トップメゾンであるエルメスのレディースプレタポルテのデザインを手掛けている。
この時期のエルメスは、余分な部分を削ぎ落とし、ミニマルだが違和感のあるデザインは、
【マルジェラ期】とよばれ今でもマニアがいるほど高く評価されているんだよ。
ヒ:世界一のブランドと言われるエルメスのデザイナーなんて、本当に名誉のことだし、当時世界トップのデザイナーだったって言えそうだね!
・MAISON MARGIELA(メゾン・マルジェラ)の特徴
サ:なんと言っても特徴は、カレンダータグだね。マルジェラのブランドタグは、24の数字が並んだコットンラベルの4隅を糸で留めただけの簡易的なもの。
簡単に取り外すことができて、ブランド名の記載もない。こんなタグが生まれた背景には、「ブランドネームではなく、服そのものから価値を感じて欲しい」というマルジェラの想いが込められているんだ。
因みにカレンダータグの前は、何にも印字されてないコットンラベルだったんだよ。
ヒ:何も印字されてない時期もあったんだね!この数字は、なにを意味しているの?
サ:○で囲われた数字は、そのアイテムが属するコレクションラインを表しているんだ。
それぞれの数字の意味は以下の通り。
0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
1 – 女性のためのコレクション(ラベルは無地で白)
4 – 女性のためのワードローブ
3 – フレグランスのコレクション
8 – アイウェアのコレクション
10 – 男性のためのコレクション
14 – 男性のためのワードローブ
11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 – ファインジュエリーのコレクション
13 – オブジェ、または出版物
22 – 女性と男性のための靴のコレクション
MM6 – ♀のための服
https://ja.wikipedia.org/wiki/マルタン・マルジェラ
ヒ:正直、タグだけでもカッコいいって思っちゃうね!忘れないように覚えておこうっと。
サ:あとレプリカというコレクションも特徴だね。時代を超えた普遍性を見いだすべく1994年にスタートしたカプセルコレクションのこと。
世界中から集めたヴィンテージの服やシューズなどを忠実に再現して現代的に再解釈し、ラベルには元の生産国、機能、年代を記載しているんだよ。
2012年には本コレクションに着想を得たフレグランスラインもスタートさせて、日常生活におけるシーンや記憶を香りまでも再現しているんだ。
ヒ:ひとつのことを追求するっていうより、様々な新しいことで表現し提案してくれるブランドってことだね!
・これだけは知っておきたい定番
タビブーツ
エルボーパッチニット
ハの字ライダース
ドライバーズニット
ジャーマントレーナー
・まとめ
サ:まとめるとマルタンマルジェラは、衣服の再構築・再定義など、多くの人々に影響を与え、ファッションの歴史に最も大きな影響を与えたメゾン(デザイナー)の1つだってことだね!だからファッション関係者や服好きから指示されるんだと思うね。
ヒ:今回の解説を聞いて、マルジェラはなぜ、各国のファッションラバーから愛され続けるその理由が分かってきたよ!
サ:マルタンマルジェラ自身やブランドのメゾン・マルジェラに少しでも興味を持ってもらえたら幸いだよ!
メゾン・マルジェラは、今後もずっと色褪せることなく服好きを魅了し続ける特別なブランド。古着だとお宝が見つかる事もあるので、リンク貼っているので是非見てみてください!
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