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まず結論:KAPITALは本当にダサいのか?

どうも、TOMOです。
デニム・アメカジ・和モードが主食のファッションオタクです。
いきなり核心からいきましょうか。
「KAPITALってダサいの?」という問いに、僕はこう答えます。
「人を選ぶけど、着こなせたら“無敵”にカッコいい」
…はい、これが本音です。
万人受けする服じゃない。だけど、だからこそ強烈に輝く。
たとえるなら、誰にでも好かれるポップスじゃなくて、耳が肥えた人だけがハマるアートロックみたいな存在。
たとえば、リングコート。
三重前立て、隠しフード、袖のアジャスター、スマイリーボタン……見ただけじゃ着こなしの難易度が高そうに感じますよね?
でもね、1回ハマると抜けられないんですよ。

あなたが今「街で被らない服が欲しい」と思っているなら、たぶんKAPITALはかなり刺さるブランドだと思います。
逆に「トレンドに乗りたい」だけの人なら、ちょっと苦戦するかもしれない。だってこのブランド、“量産型の逆”ですから。
というわけで、ここからは僕がKAPITALというブランドの面白さと、ちょっとした“クセ”を本気で語っていきます。
もし最後まで読んだら「とりあえず1着、試してみようかな」って思ってもらえるはず。
それくらい、服に“ストーリー”が詰まったブランドなんです。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
KAPITALってどんなブランド?40年のストーリー

KAPITAL(キャピタル)は、岡山県・児島発のデニムブランド。
児島といえば、世界的にも有名な“ジーンズの聖地”ですよね。
創業は1985年。創業者は平田俊清さんという方で、きっかけはアメリカで見たヴィンテージジーンズとの出会い。
その感動をそのまま日本に持ち帰って、自らのブランドを立ち上げたという、まさに“原体験”から始まったブランドです。
でも、それだけじゃ終わらない。
2002年に、息子の平田喜朗さんがデザイナーとして加わってから、ブランドの方向性がガラッと変わります。
ベースはデニム、だけどそこに“和”の要素——たとえば刺し子、柿渋染め、藍染めといった伝統的な手法——を取り入れて、アメカジと和のミックスを生み出したんです。
これって当時のファッション界では、かなり異端だったと思います。
でもね、それが今では「唯一無二」と呼ばれる理由。
2025年には創業40周年を迎え、なんとLVMH系ファンドに買収されるというビッグニュースもありました。
世界的にも「次のルイ・ヴィトンになるんじゃないか」と騒がれるほど。
実はKAPITALって、超ニッチなように見えて、世界中のセレクトショップで争奪戦になってるんですよ。
A$AP RockyとかFrank Oceanも愛用者として有名ですし、海外のファッションフォーラムでは「KAPITALって一度買うと沼」なんて書き込みがあるくらいです。
言い換えると、これはもう——
“服の形をしたカルチャー”なんです。
だからKAPITALを語るには、ただのブランド紹介じゃなくて「ストーリーを読む」ような感覚がぴったりなんですよね。
KAPITALの年齢層は?実は〇〇代が一番ハマる

どんな人が着ている?
「KAPITALってさ、若者向けなんじゃないの?」
これ、よく言われるんですよ。でもね、それは半分正解で、半分はまったくの誤解。
実際には、KAPITALの“本当のおいしさ”がわかるのって、30代〜40代の大人世代なんです。
なぜかというと——
1. 質感の違いに気づく感性が育ってる

20代前半だと、やっぱりファストファッションとか、デザイナーズの分かりやすいロゴ物に目がいきがち。
でも30代を過ぎてくると、「あれ?このジャケット、着てて気持ちいいな」とか、「このステッチの歪み、職人っぽくていいじゃん」って気づけるようになるんです。
つまり、“あえての粗さ”を美学として受け入れられる年齢になってる。
2. ファッション迷子になりにくい

30代後半〜40代って、「何着ればいいかわからないゾーン」に突入しがちなんですよ。
ストリートもなんか若すぎるし、ドレス寄りすぎると老けて見えるし……。
そんな中でKAPITALは、“大人が遊べる”貴重なブランド。
たとえば、刺し子ジャケットにTシャツ1枚でも、品があるのに個性が出るんですよね。
3. 経年変化の楽しさがわかる年齢

KAPITALの名物「センチュリーデニム」って、10年単位で穿き込むと色も風合いもガラッと変わるんです。
若い頃は「すぐ結果が欲しい」って思うかもしれないけど、年を重ねると、「育てる楽しみ」ってめちゃくちゃ贅沢に感じるようになります。
つまりKAPITALは、**“若すぎず、老けすぎず、自分らしくいたい”**という30〜40代の人たちにピッタリなんです。
「今の自分にしっくりくる服が見つからない」って感じてるあなたこそ、KAPITALに一度袖を通してみてほしい。
KAPITALってダサい?本音で答えると…

「いや、KAPITALってクセ強すぎない?」「着こなし難しそうだし、ダサく見えたら最悪じゃん…」
うん、正直その気持ち、めちゃくちゃわかります。
でも結論から言うと、“ダサい”と感じる人こそ、実は一番ハマる余地があるブランドなんですよ。
1. 「ダサい」は“知識の壁”かもしれない
KAPITALのアイテムって、一見すると「なんで背中にスマイルマーク?」「なんでボロボロ?」ってなる。
でもそれって、服が語っている文脈をまだ知らないだけだったりするんです。
たとえば、「BORO(ボロ)」シリーズ。あれは日本の被服文化における“修繕の美”を再解釈したもので、
刺し子を現代的に落とし込んでアップサイクルする手法は、世界でも類を見ない芸術性なんです。
知らないと「変わった服」で終わるけど、知れば知るほど「うわ、深すぎ…」ってなる。
2. 着こなしが難しい=万人ウケじゃない証拠

KAPITALの良さって、“似合わない人には絶対似合わない”潔さにあるんですよ。
逆に言えば、自分らしいスタイルがある人が着ると、とんでもなくハマる。
着こなしのコツは、「全部KAPITALにしないこと」。
リングコート一枚を軸に、あとは無地のパンツとTシャツくらいでまとめると、
不思議と調和して“主役感”が生きてくるんです。
むしろ、「KAPITALは難しい」って思ってる人ほど、一点投入から始めてみてほしい。
3. ダサく見える“角度”があるだけ
ストリートスナップとか見ても、正直「これはやりすぎでは…?」っていうコーデもある。
でもあれは“振り切った人”がやってるスタイルだから。
僕たちがやるべきなのは、自分の輪郭を残しながら“ほんの少しだけズラす”ことなんです。
ちょっとのズレ、ちょっとの異物感が、KAPITALでは“粋”になる。
だから、「ダサく見えたらどうしよう」と不安になってるなら——
それはむしろ、あなたのセンスが磨かれてきた証拠かもしれません。
試す価値、めちゃくちゃあります。
SNSや有名人の影響で人気なの?本当にすごい理由

正直、「あのA$AP Rockyが着てるからって人気になっただけじゃないの?」って思ってません?
それ、半分正解。でも、本質はもっとずっと深いところにあります。
1. 海外アーティストに「着られてる」んじゃなくて「選ばれてる」

KAPITALは、たとえばA$AP RockyやFrank Ocean、さらにはJohn Mayerまで、
そうそうたる面々が着ています。でもここで注目すべきは、彼らがギフトされたわけじゃないってこと。
ほとんどが“自腹で”セレクトしてるんですよ。
つまり、**世界の一流アーティストたちが「本気で惚れて選んだブランド」**なんです。
この事実、ファッション関係者の間では結構有名。
2. SNSで映えるのは、計算ではなく「必然」
たしかに、KAPITALの服って派手。スマイリーマーク、ボロ、絞り染め…とにかく目立つ。
けど、あれって「映え狙い」で作られてるわけじゃなく、職人技の末に“自然と目立ってしまった”だけなんです。
リングコートの三重前立ても、刺し子デニムの立体的な凹凸も、
結果的に**どの角度でも写真映えする“服としての造形”**があるから、SNSで強い。
3. ランウェイでもガチ評価
2025年3月、KAPITALは初のランウェイショーをサプライズで発表。
「KAPSIZE RULE」というコレクションテーマが、そのままSNSトレンドに。
GQやHypebeastが特集を組み、「ついに世界がKAPITALに追いついた」と話題になったんです。
海外ファッション業界では、もう完全に“次のVisvim”“ポスト・ルイヴィトン”とまで言われ始めてます。
SNSでの人気や有名人の着用は、あくまで“入り口”にすぎません。
深掘りすればするほど、服そのものの完成度に驚かされる。
だからこそ、今知ったあなたには、一歩先をいくスタイルを作ってほしいんです。
KAPITALのおすすめアイテム3選【初心者向け〜上級者向け】

レベル別
おすすめアイテム3選
「KAPITALって気になるけど、何から手を出せばいいか分からない…」
そんな声、めちゃくちゃよく聞きます。
ここでは、初心者でも挑戦しやすいアイテムから、完全に“沼”にハマる上級者向けまで、TOMOの独断と偏見で3つに絞ってご紹介します。
【Lv.1:初心者向け】リングコート – 着回し力×存在感

KAPITALデビューするなら、まずこれ。
三重前立て、隠しフード、リングスナップ、超大型ポケット…要素てんこ盛りなのに、不思議と「普通に着れる」万能さがあるんですよ。
春先〜真冬までレイヤードで対応できるし、
「それどこの?」って聞かれる率がめちゃ高い。KAPITALらしさを初体験するにはうってつけ。
【Lv.2:中級者向け】センチュリーデニム – 育てる歓び

いわゆる“育てる服”の代表格。
天然藍×柿渋の2重染め、さらに刺し子ステッチでガッチガチに補強されてるから、
10年単位で履き倒すことが前提。つまり、買った時が「完成」じゃなく「スタート」。
穿くほどに劇的に色落ちして、唯一無二の風合いに育ちます。
「このエイジングは俺だけのもの」って思える、まさに“相棒”。
【Lv.3:上級者向け】KOUNTRYのボロシリーズ – 手間も価格も別次元

これはもう「着るアート」。
一点一点を手で解体して再縫製してるので、同じものは二つと存在しません。
価格も10万円超えが基本だけど、それでも即完するほどの人気。
特に、ボロ×刺し子×スマイルの組み合わせなんて、
海外アーティストですら探し回ってるレベルの希少性。
この3つ、全部方向性が違うけど、
どれも「KAPITALってこういう服なんだ」と体感させてくれるアイテムばかりです。
どこから入るかは、あなたの「直感」に任せていいと思いますよ。
年齢層は?男女比は?KAPITALのリアルなユーザー像

「KAPITALって、どんな人が着てるの?」
これ、購入前にほぼ確実に気になるポイントですよね。TOMOも最初にググりました。笑
でも公式はあまり明言してないし、なんとなく“オシャレ上級者っぽい人”のイメージがある…ということで、実際のところを整理してみました。
【年齢層】25〜45歳が中心。けど、幅広い

ユーザーの中心は、25〜45歳の感度高め層。
古着・アメカジ・ミリタリー・ストリートを通ってきた人が「今、着たい服」として選んでいます。
ただし最近は、10代後半のファッション学生や50代の上級者も増加中。
KAPITALは“何歳でも似合う服”というより、“今の自分に似合う1着を選ぶ”楽しさがあるんです。
【男女比】メンズ多めだけど、ユニセックスが基本

もともとはメンズブランドですが、ユニセックス対応が多く、レディースでも人気。
特に、KOUNTRYラインの再構築アイテムやワイドパンツは、海外女性インフルエンサーに大人気。
TOMOの体感では「6:4」で男性がやや多め。でも最近のSNSの盛り上がりを見ると、女性ユーザーもどんどん増えています。
【共通点】“誰とも被りたくない”感性派たち

ユーザーに共通してるのは、
「他人と同じ服を着たくない」
「流行より、自分の“好き”を大切にしたい」
そんな、**“感性で選ぶ人たち”**です。
ZARAやユニクロを否定するわけじゃないけど、
「本当に気分が上がる1着を、長く着たい」と思ってる人がKAPITALに集まってくるんですよね。
実際の口コミ・評判まとめ【SNS・購入者レビュー】

正直、KAPITALの良さって「見るだけ」じゃ伝わらない部分が多いんですよ。だからこそ、実際に買った人の声がめちゃくちゃ参考になります。
ここではSNSやレビューサイトから、TOMOが「これは信頼できる」と思った声をまとめました。
【SNSの反応】

SNSの反応
- 「リングコート着てるだけで、街中で話しかけられた…海外旅行中に5回も。KAPITAL恐るべし」
- 「Frank Oceanと同じPillow Peaceジャケットをゲット。テンション爆上がり」
- 「KOUNTRYのボロシリーズ、届いて開封した瞬間泣きそうになった。写真より“本物感”がヤバい」
- 「センチュリーシリーズは育てる服。色落ちが自分だけの経年変化で最高」
【購入者レビュー(要約)】
ポジティブ:
- 「価格は高めだけど、縫製・生地・細部のこだわりが本当に凄い。買ってよかった」
- 「10年モノのデニムと比べても遜色なし。むしろKAPITALの方が経年美化する」
- 「オンラインでサイズ選び不安だったけど、思った以上に丁寧な対応で安心した」
ネガティブ:
- 「サイズ感が独特で最初は迷った。レビューやYouTubeをしっかり見てから買うべき」
- 「色落ちが激しいので、洗濯時のケアは必須。でも、それが味でもある」
こうして見ると、KAPITALって「マニアがうなる本物志向」でありつつも、
一度買った人が“語りたくなる”ブランドだということがよくわかります。
どこで買える?店舗・通販・セール情報まとめ

店舗・通販・セール情報まとめ
さて、「KAPITAL欲しい!」と思っても、どこで買うかが悩みどころですよね。
というのも、KAPITALって通販も実店舗もけっこうクセがあるんです。
ここでは初心者でも失敗しない購入ルートを、TOMOがガチで整理しました。
【実店舗】

KAPITALの直営店は日本国内に13店舗、さらにSOHOにギャラリーもあります。
ただし、各店で在庫が違うし、人気アイテムは「入荷=即完」が基本。
お店に行くなら、事前にSNSや電話での在庫確認がマストです。
【公式オンラインストア】

- 国内配送限定(海外配送なし)
- サイズガイドや問い合わせ対応は丁寧
- 返品交換は基本NG(国内のみ対応可)
重要ポイント:
- セールは滅多にない。でも過去にはMr Porterで限定割引あり。
- 限定パッケージ(ルックブック・ノベルティ入り)が突発的に出る。
【楽天・セカスト】


- 【楽天】→「正規取り扱い」よりも並行輸入や中古が中心
- 【セカンドストリート】→KOUNTRYラインなどが時々“奇跡の価格”で出てくることも
TOMO的アドバイス:
「正規の新品」はなるべく公式や提携店で、
「掘り出し物」や「試し買い」ならセカストや楽天を活用するのが◎です。
👉 [楽天市場でポイントを使って探す
]
👉 [セカストで掘り出し物を探す]
結論:KAPITALって結局アリ?誰におすすめ?

KAPITALはこんな人に
間違いなくオススメ
正直に言いますね。KAPITALは「刺さる人にはドンピシャだけど、合わない人にはサッパリ」なブランドです。
これはもう、好みとかセンスというより、“服に求めてるもの”が違うかどうか、なんです。
こんな人には、KAPITALは刺さります

- 被らない服が欲しい。でも安っぽくは見られたくない。
- 服の裏側にある「職人のこだわり」や「物語」が大好物。
- ユニクロもナイキも好きだけど、正直ちょっと“飽きてる”。
- パンクやヒッピー、アメカジが好き。でもそれだけじゃ物足りない。
- 10年着ても価値が落ちないような服をクローゼットに1着は置きたい。
逆に、こういう人にはおすすめしません

- 毎シーズン「トレンド」を追っていたいタイプの人
- 服よりも「ブランド名の格」で判断する人
- サイズ感に絶対の安心感を求める人(KAPITALはサイズがけっこう独特)
- 色移り・色落ちNGな白パンばかり履く人…
追伸:TOMOのひとこと

まだ気になっているあなたへ
これだけは言わせて
「高い」「クセが強い」「ネットじゃ買いにくい」
──それ全部ひっくるめて、KAPITALなんですよ。
でもね、たった1着のKAPITALが、あなたのスタイル全部を変える瞬間がある。
服でこんなにワクワクできるんだって、久しぶりに思えるブランド。
このブログを読んで、KAPITALが「なんか気になる」って思えたなら、
あなたの中にもその片鱗があるってことだと思います。
だったら、一度袖を通してみてください。
たぶん、10年後もその服、クローゼットに残ってますから。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。