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「ULTERIORって正直どう?」──みんなが気になる本音から

まず結論から
最初に結論を言うと、ULTERIORは“地味”ではありません。静かです。
この違い、伝わりますでしょうか。地味は印象が薄まること。静かは、情報量を絞って密度を上げること。前者は逃げ、後者は設計です。
SNSでよく見る声を、私はこんなふうに整理しています。
- 「無地ばかりでつまらない?」→ 無地は“構造の正直さ”が露呈する領域です。粗が出ます。
- 「価格は高い?」→ たしかに安くはない。ただ、生地と縫製の“見えない差”に予算が割かれていると感じます。
- 「誰でも着られる?」→ 逆に、“着られてしまう”ことがない。人が中心、服は脇役。そこが魅力です。
私の本音はこうです。
ダサいかどうかは、鏡の前よりも3か月後にわかる。ULTERIORは“買った瞬間より、10回着たときが美しい”タイプ。
だから、初見の華やかさで判定するより、時間で測る服と考えていただくのが正確かもしれません。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
ULTERIORとはどんなブランド?──生地と余白の哲学

ULTERIOR(アルテリア)を一言で表すなら、“静けさを形にしたブランド”だと思います。
私は長年、COMOLIやAURALEE、Graphpaperといった日本のドメスティックブランドを追いかけてきましたが、ULTERIORはその中でも特に「間の取り方が異様にうまい」。
それもそのはず。デザイナーは牧大輔さん──かつて**salvy;(サヴィー)**で知られた人物。
彼が2019年に立ち上げたULTERIORは、単なる再出発ではなく、日本の美意識「余白」や「不均衡」への再挑戦なんです。

牧さんはあるインタビューでこんなことを語っていました。
“整いすぎないこと、完璧に見せないこと。その中に人の痕跡がある。”
この言葉、ULTERIORの服を手に取ると実感できます。
たとえばシャツの肩線は、ミリ単位でわずかにずらして縫われている。
これが**「完璧ではない完璧」**を作り出す。
着ると不思議と落ち着くのに、どこか凛としている──そのバランスが絶妙なんです。
ULTERIORの服は、見た目の情報量をあえて削ぎ落としているようで、
実際には“生地の密度・縫製の呼吸・糸の表情”といった感覚的な豊かさで構成されています。
まるで、茶室の静けさに似ています。音がないのに、空間が満ちている。
このブランドの背景を知ってから見ると、ULTERIORの「無地」は無言ではなく、哲学を語る沈黙だと感じます。
“静かなラグジュアリー”という言葉がピッタリくるブランドは、今の時代、そう多くありません。
次は、ULTERIORがどうしてここまで評価されているのか──
「素材」と「設計」に宿る狂気的なこだわりを、ファッションオタク目線で深掘りしますね。
ULTERIORが支持される理由3選

服オタクが「
やられた…」
と唸る3つの
ポイント
① 素材への“狂気”──生地の段階で他と違う

ULTERIORを語る上で、素材を外すことはできません。
たとえばTシャツで使われる「スビン天竺」。
これはスビンコットンというインド原産の超長綿を使い、希少な旧式編み機でじっくり編まれた天竺。
表面はわずかに光沢があり、手で触るとまるで絹を含んだような滑らかさ。
それでいて、厚みとコシがある。洗ってもヨレない。
まさに“着るほどに風合いが育つ”素材なんです。
さらに、デニムはセルビッジ仕様。
岡山の機屋で織られた耳付きのデニム地を使い、縫製もすべて国内。
洗いを重ねると、線のようなアタリが自然に出てくる。
この「計算されない経年変化」が、服好きにはたまりません。
② デザインの静けさ──主張しないのに印象に残る
ULTERIORのデザインは、まるで“余白で語る”ようです。
袖口やヨーク、ステッチの位置を見ても、「見えないライン」が緻密に設計されている。
でも、表には出さない。
つまり、“構築されているのに、構築感を出さない”。
このさじ加減が、他のブランドにはなかなかない。
たとえばTシャツ1枚でも、着ると「空気が整う」ように感じる。
派手さがないのに存在感が出るのは、この設計の妙なんです。
③ “長く使える”がモダンという思想
ULTERIORの哲学のひとつに、
「使い捨てより、永く使えるモノがモダン」
という言葉があります。
これは単にサステナブルというより、服の“時間軸”を変える試み。
大量生産のスピードとは真逆の方向を行く。
トレンドを超えて着続けられるデザイン、そして経年変化を受け入れる素材。
「着るたびに育つ服」は、まるでワインやレザーのように、自分の生活に馴染んでいくんです。
ULTERIORを支持する人たちは、派手な装飾を求めていません。
代わりに、“静かに響く存在感”を求めている。
そしてこのブランドは、その沈黙の中で最も雄弁なんです。
次は、そんなULTERIORが実際にどんな評価を受けているのか。
SNSや口コミ、ショップの声から“リアルな評判”を掘り下げていきましょう。
SNSや口コミでのリアルな評判まとめ

「わかる人が着てる服」って、結局こういうこと。
ULTERIORは、SNS上ではあまり“声高に語られない”ブランドです。
でも、ファッション感度の高い人たちの間では、確実に名前が通っている。
その静けさこそ、このブランドのリアルな存在証明なのかもしれません。
● 良い口コミ・評判

良い口コミ・評判
「一度着たら他の無地Tが安っぽく見える。」
「なんてことない服に見えるのに、立ち姿が変わるのが怖い。」
「ウールパンツなのに夏も履ける。風が抜ける感じがすごい。」
特に多いのが「空気感が違う」という感想。
これ、具体的に言語化すると難しいのですが、ULTERIORの服は“服と体の間に空間が生まれる”んです。
その余白が、着ている本人の姿勢や仕草まで変える。
まさに“静けさの演出者”。
● 購入者のリアルな声

購入者の
リアルな声
- 「値段は正直高いけど、3年着ても全然ヨレない。」
- 「生地の表情が経年で変わる。新品より今の方が好き。」
- 「派手さがないのに、会う人に“それどこの?”って聞かれる。」
こうした声が象徴的なのは、所有する満足感より、使い続ける楽しみが強いという点。
着るたびに“関係が深まる服”なんですよね。
● 一方で見られる慎重派の意見

慎重派の意見
- 「店舗が少なくて試着できない。」
- 「サイズ表記(0〜5)が独特でわかりにくい。」
- 「写真だと良さが伝わらない。」
これは本当にその通りです。
ULTERIORの服って、写真では伝わらない空気感が勝負。
光の角度や距離で質感がまるで変わってしまうので、画面越しだと“地味見え”してしまう。
でも、手に取ると一瞬で印象が変わります。
SNSのトレンド的には、「#静かなラグジュアリー」や「#余白のある服」といった文脈でULTERIORが語られることが増えています。
このあたりは、AURALEEやCOMOLIの延長線上にありつつも、より詩的で内省的な空気感をまとっている印象です。
つまり、ULTERIORの評判をひとことで言えば――
“静かだけど確実に記憶に残る服”。
SNS的な“映え”ではなく、記憶に残る佇まいを狙っているブランドだと感じます。
次は、そんなブランドを支えるファン層――
「どんな年齢層の人がULTERIORを選んでいるのか?」を掘り下げます。
どんな年齢層に人気?ULTERIORが刺さる人の特徴

「若者のトレンド」より、「大人の余白」に惹かれる人たちへ。
ULTERIORの主なファン層は、30代〜50代の男女。
この層に共通しているのは、「若いころの“見せる服”から、自分に馴染む服へと価値観が変わった」人たちです。
たとえば──
・30代前半:仕事も私生活も安定し、質の高い日常着を求めるようになった人。
・40代:トレンドではなく、“自分のリズム”に合う服を選ぶようになった人。
・50代:本質的な素材感や縫製の丁寧さに価値を見出す人。
いずれも「ブランドの主張」ではなく、「自分の静けさを引き立ててくれる服」を求めている層なんです。
■ ULTERIORが刺さる“5つの共通点”

- SNSより実物主義。見た目よりも“手触り”で選ぶ。
- 量より質。少ない服で循環するワードローブを理想とする。
- シンプルだけど“構築的”な服が好き。
- トレンドよりも「ニュアンス」に敏感。
- 他人と被らない“静かな個性”を好む。
このあたり、まさにULTERIORの哲学と一致しています。
つまり、ULTERIORの服は“成熟した感性”を持つ人たちのためのもの。
華美ではなく、“奥行きのある日常”を作る服なんです。
そして、こうした人たちは「モノを持つ理由」にもこだわります。
ただの消費ではなく、“長く使う”という選択をしたい。
ULTERIORは、そんな人たちの**「納得の終着点」**になっているブランドです
では、気になるのはやはり「ULTERIORって高いけど、実際どうなの?」というリアルな部分。
次の章では、価格・コスパ・購入先をファッションオタクの目線で、包み隠さずお話しします。
ULTERIORの価格・コスパ・購入先まとめ

「高いけど納得」その理由を
素材と仕立てから
読み解く
ULTERIORの価格帯は、一般的なアパレルと比べても明らかに高いです。
Tシャツで ¥9,790〜¥13,200、シャツは ¥49,500前後、
デニムは ¥41,800〜¥49,500、そしてジャケットやウールパンツは ¥59,400〜¥100,000超。
ぱっと見、「ちょっと高いな」と感じるかもしれません。
でも、ここが服オタクの腕の見せどころなんです。
ULTERIORの服は、値札の“数字”より“構築の内容”を見ないと本当の価値がわかりません。
● コスパを決めるのは「見えない部分」

たとえば、Tシャツの“チューブラーボディ(脇に縫い目がない構造)”。
これは今ほとんどの工場で作れない仕様で、旧式の編み機を使ってようやく生産できる。
その結果、着心地はストレスがなく、洗っても型崩れしにくい。
また、デニムはすべてセルビッジ仕様。
ウールパンツも芯地や裏地の選定までこだわっており、履いた時のラインが見事に決まる。
つまり、ULTERIORは**「素材を贅沢に使い、構造で勝負しているブランド」**なんです。
● 「価格が高い」のではなく、「手間が多い」

このブランドの真髄は、“効率化”とは真逆のものづくり。
たとえば同じTシャツでも、
「生地の繊維長」→「撚糸の強さ」→「編み機の速度」まで指定している。
服って、工程を省けばいくらでも安くできます。
でもULTERIORは、あえて時間をかけて“理想の手触り”を追求している。
だから、高い。でも、だからこそ長く着られる。
● 購入先とおすすめルート

購入先とおすすめルート
現在、ULTERIORは以下のルートで購入できます。
- 公式オンラインストア(最新ラインナップ・在庫連動)
- 正規取扱店(国内セレクトショップ)

- 楽天市場
/Amazon
(Amazon
は取扱が少ないので楽天がオススメ) - セカンドストリートなどの中古流通(完売品を探す穴場)
新品で買うなら、まずは公式または正規取扱店が安心。
ただし人気品はすぐ完売するため、楽天・Amazon
での再入荷通知を設定しておくのも賢い選択です。
一方で、中古市場ではすでに出回り始めており、状態が良ければ半額以下で入手可能。
ただ、ULTERIORは着込むほど味が出る服なので、多少の使用感はむしろ“育ちの証拠”とも言えます。
次は、服好きが最も気になるテーマ。
「ULTERIORって、結局ダサいの?それとも“通好み”なの?」という本音の部分を、正面から解説します。
どこで買える?正規取扱とおすすめ購入先

完売前に、最短で“自分の一枚”にたどり着くために
ULTERIORは大量流通をしていません。だからこそ、どこでどう買うかが体験を左右します。
私が実際に追いかけて分かった購入ルートと、それぞれの賢い使い方をまとめます。ご自身の生活リズムに合う導線を選んでみませんか。
公式オンラインストア

- メリット:最新コレクションの入荷が早い。サイズ・素材情報が詳しい。
- 上手な使い方:在庫が切れやすい定番は「再入荷通知」を必ず設定。発売週の夕方〜夜は在庫が動きやすいのでチェック頻度を上げると良いかもしれません。
- 注意点:人気サイズは一瞬で無くなることも。決済情報を事前保存しておくと安心です。
正規セレクトショップ(店頭)


- メリット:試着で“空気感”を体験できる。スタッフのサイズ提案が心強い。
- 上手な使い方:入荷予定を電話で確認し、来店前に“取り置き可否”を相談。ULTERIORは生地ロット差が魅力でもあるので、店頭での見比べが楽しいはずです。
- 注意点:取り扱い店舗が限られるため、遠方の方は事前連絡が無難です。
楽天市場(正規取扱店の出店)


- メリット:ポイント還元で実質価格が下がる。イベント時は特に差が出ます。
- 上手な使い方:キーワードに「ULTERIOR 正規」「品番」を併記。お気に入り登録で価格変動と在庫復活の通知が来ます。レビュー欄の身長体重データがサイズ選びの助けになりますよ。
- 注意点:出品者が正規取扱かを必ず確認。ショップ情報の実店舗有無や過去レビューも手掛かりになります。
Amazon(正規取扱店の出品)


- メリット:配送が速く、返品手続きが簡単。サイズ違いの買い比べもしやすい。
- 上手な使い方:「出荷元・販売元」が正規取扱店であるか確認。Prime対象なら到着後すぐ試着して合わなければスムーズに手続きできます。
- 注意点:商品ページ写真だけでは質感が伝わりにくいので、事前に公式や取扱店のルックを見てイメージを固めておくと失敗が減ります。
セカンドストリート(中古)


- メリット:完売品や廃番が見つかる。状態が良ければ価格も魅力的。
- 上手な使い方:検索条件で「ブランド名+素材(スビン・セルビッジ・ウール)」と入れると精度が上がります。写真のステッチや脇線の有無(チューブラーか)もチェックポイントです。
- 注意点:サイズ表記が独自(0〜5など)のため、実寸を必ず確認。返品条件は店舗ごとに異なります。
迷ったときの決め方(最短で後悔を減らす三択)

最短で後悔を
減らす三択
購入は“点”ではなく“線”で考えると楽になります。
最初の一枚は定番のTシャツかデニムで素材感を体験し、気に入ったらシャツやウールトラウザーへ広げていくと失敗が少ないはずです。
ここまで読んで、どのルートがあなたの生活に合いそうでしょうか。
購入しないと損する?“私が後悔したこと”とは

私が本気で
後悔したこと
をお伝えします
――「考える時間」こそ、いちばん高くつくのかもしれません。
ULTERIORは、待ってくれないブランドです。私は在庫を追いかけるうちに、買わないリスク=時間と機会の損失だと痛感しました。
いくつか、具体的に共有させてください。思い当たるものはありますか。
① 同じ生地ロットに、二度と出会えない

同じ生地ロットに、二度と出会えない
ULTERIORは素材勝負。ロットごとに光沢と落ち感が微妙に違うので、「今日見たあの質感」は今日しかない可能性が高い。
迷っている間に完売し、次ロットでは“ほのかな艶のニュアンス”が変わってしまうこと、正直よくあります。
② “間に合わせ”の買い物が増える

“ムダ”な買い物が増える
「とりあえず」で他ブランドを買って、3か月後に手放す。
ワードローブが薄く増えて、厚みが出ない。結局トータルでULTERIOR 1着分を超える出費になる、というパターンはファッション好きの“あるある”かもしれません。
③ 価格改定の波に飲まれる

価格改定の
波に飲まれる
原材料費と縫製コストは右肩上がり。来季は**数千円〜**単位での改定が入ることも珍しくない。
欲しい型が決まっているなら、今季で抑える方が合理的だと私は考えます。
④ 毎朝の“決断疲れ”が続く

毎朝の
“決断疲れ”が続く
決まらないTシャツ、合っていないデニム。毎朝3〜5分の迷いは、積み重ねると年間で数時間。ULTERIORで柱を一本立てると、「これにあれ」で終わる。
静けさは、時間を返してくれるんです。
⑤ ワードローブの思想がブレる

ワードローブの
思想がブレる
一着の“核”がないと、クローゼットが似たような代替品の集合になりがち。
ULTERIORの定番を軸にすると、他の服の基準も自然と上がり、無駄が減る。結果として点数は減り、満足は増えるはずです。
私は“いまは買わない”を否定しません。
ただ、ULTERIORに関しては**「同じものがいつでも買える」前提が崩れている**のが現実です。
もし今日の在庫があなたのサイズと色なら、未来の自分に借りを作らない選択をしてみてもよいかもしれません。
実際に着てみた感想/本音レビュー

「静かに、とんでもなく良い。」その理由を体感で語ります。
私は正直、最初は半信半疑でした。
Tシャツに1万円、デニムに4万円?——数字だけを見れば、決して安くはない。
でも、一度袖を通した瞬間に理解しました。“価格の意味”が全く違う世界なんです。
■ Tシャツ(スビン天竺)

洗濯を重ねても首が伸びない。
肌に当たる部分が驚くほど滑らかで、**朝、着る瞬間に「心が整う」**感じ。
他のTシャツがペラッと感じるようになってしまい、戻れなくなりました。
しかも、夏場の汗を吸ってもベタつかない。真夏でも“静かな清潔感”を保てます。
■ デニム(セルビッジデニム)

ULTERIORのデニムは“硬さ”が違います。
でもそれは「履きにくい硬さ」ではなく、芯のある硬さ。
2〜3回履くうちに、自分の脚に沿って立体的に馴染んでくる。
太ももや膝裏のアタリが「無理していない自然さ」で出てくるんです。
“育つ服”という表現が、まさにこれだと思いました。
■ 全体としての印象

全体としての印象
ULTERIORの服を着ていると、他人に“褒められる”というより、
自分の姿勢が整う感覚があるんです。
鏡を見たとき、「派手ではないけど、今日もちゃんとしてるな」と思える。
それって意外と、日々の自信につながります。
そして何より、季節をまたいでも古びない。
流行に寄り添う服ではなく、「時間に馴染む服」。
だからULTERIORは、買うたびに増えるのではなく、“育つワードローブ”になる。
次は、どのアイテムから始めるのがベストか——
ファッションオタク目線での**「ULTERIOR入門ガイド」**を紹介します。
ULTERIOR入門ガイド:まず買うべき3アイテム

最初の一着で
「静けさの美学」を体感する
ULTERIORは全体的に完成度が高いので、どれを選んでも失敗しにくい。
とはいえ、「初めての一着」としてはやはり、ブランド哲学が一番“伝わる”ものから入るのが正解です。
ここでは、私自身が着てきた中から「入門にふさわしい3アイテム」を紹介します。
① スビン天竺Tシャツ(約¥13,200)

これがULTERIORの入口。
“無地Tの頂点”といっても過言ではありません。
柔らかく、光をほんの少しだけ反射する質感。袖口の締まり方も絶妙で、腕が細く見える。
チューブラーボディだから縫い目がなく、肌当たりもストレスゼロ。
「これを着てから他のTシャツに戻れなくなった」
という人が多いのも納得です。
まずは白かチャコールグレーを選ぶのがおすすめ。
夏はもちろん、秋冬はインナーでも重宝します。
② セルビッジデニム(約¥45,000〜)

デニムを語るなら、ULTERIORは外せません。岡山の機屋でゆっくりと織り上げられたセルビッジデニム。
履き始めはやや硬いのですが、2週間もすれば体に吸い付くように馴染みます。
シルエットはわずかにテーパード。腰回りに“余白”がありながら、野暮ったくならない。
ロールアップしても裾のバランスが美しいので、靴選びの自由度が高いです。
履くたびに“線が出る”感覚。
自分の動きがデニムに刻まれていく。
この「経年が美しく見える」感覚を味わうと、ファストデニムには戻れません。
③ ウール×シルクシャツ(約¥49,500)

ULTERIORの“静かな色気”を象徴するアイテム。
触れるとわかりますが、ウールのふくらみとシルクの艶が混ざり合っていて、
まるで空気ごとまとっているような柔らかさ。
シワになりにくく、1日中着ていても清潔感が崩れません。
光の下での表情が豊かで、オフィスでも週末でも自然に溶け込みます。
“何もしていないのに、品が出る”
これがULTERIORの真髄です。
どれも値段だけ見れば高価かもしれません。
でも、それは**「最初の3年で終わる服」ではなく、「10年付き合える服」**だから。
買うことは、少し未来の自分に投資することなんです。
まとめ:静けさを纏うという選択
――“何も語らない”服が、あなたの品を語る。
ULTERIORというブランドを知ってから、私は「服の基準」をひとつ更新しました。
それは、“誰かに見せるため”ではなく、“自分と調和するため”の服を選ぶということ。
このブランドには、流行もロゴも派手な主張もありません。
けれど、その沈黙の中に、確かな存在感がある。
袖を通すと、姿勢が自然と正されるような——そんな「凛とした静けさ」が生まれます。
日々の喧騒の中で、自分の輪郭を取り戻すような服。
それがULTERIORです。
トレンドはいつか色褪せます。
でも、“余白の美”は時間に耐え続ける。
あなたの生活のリズムに寄り添いながら、静かに、深く馴染んでいく。
最後に、ファッションオタクTOMOとして伝えたいひと言を。
「派手さより、奥行き。流行より、余白。」
それが、ULTERIORを選ぶ人の共通点です。
今のあなたのクローゼットに、
“静かな格”を与える一着を迎え入れてみませんか。
きっと、数年後のあなたが——
「これを選んでよかった」と、静かに微笑んでいるはずです。
プロが教える【唸る】アイテム紹介
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
ファッションぶった斬り 本音マジ解説 