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【最初に結論】テンシーは“人を選ぶ”。でも‥‥

刺さる人には
10年単位で人生を変えるアウター
どうも、ファッションオタクのTOMOです。
今回は、ここ最近いちばん質問を受けるブランド Ten c(テンシー) について、
「正直どうなのか」
これをファッションオタクの視点で、遠慮なく語っていきます。
まず、結論からお伝えしたいのですが……
Ten cは、“誰にでも似合う万能アウターではありません”。
え、いきなりそんなこと言うのかと思われるかもしれません。
でも、ここを理解していただかないとTen cの魅力は半分しか伝わらないので、
まずは率直にお伝えしたいんです。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
Ten c は “合う人には刺さりすぎる”。しかし万人向けではない。
Ten c というブランドは、
噛めば噛むほど味が出る食材に近いんです。
最初は硬いし、クセもある。
でもそれを“楽しめる人”には、とてつもなく深い旨みがある。
そんな服です。
その最たる理由が、
OJJ(Original Japanese Jersey)という唯一無二の生地。
このOJJを簡単に言うと、
- 重い
- 硬い
- 着初めはゴワつく
- 経年で柔らかくなる
- 色の深みが増す
- 10年着ても壊れない
つまり、**“はじめは扱いづらいけれど、育つ服”**です。
この特徴をどう捉えるかで、Ten c の評価が真っ二つに分かれます。
「ダサい?」と言われる理由は存在する(ここを隠すと嘘になる)

「ダサい?」と
言われる理由
- 重くて野暮ったいと感じる人がいる
- シンプルすぎて地味に見えることがある
- ロゴがないから価値が伝わりづらい
- 経年変化が“汚れ”に見える人もいる
つまり、Ten cを知らない人からすると、
「なぜそんな高いアウターを選ぶのか」
と思われることもあるわけです。
でも、Ten c を理解している人からすると、
このすべてが“価値”なんです。
それでもTen cが愛され続ける深い理由
Ten c は、軽くて快適なアウターの真逆にあります。
そしてこの真逆のアプローチこそが、
一部の大人たちの心を強く掴んで離しません。
- 長い年月をかけて身体に馴染む
- 量産ブランドには絶対出せない艶や深み
- ロゴで見せない“静かな強さ”
- 軽量アウターには出せない存在感
- 経年変化が唯一無二の表情になる
これらは「ただ高いから」という理由ではありません。
むしろ、Ten c の服には、買った瞬間より5年後がいちばん美しいという特徴があります。
どんな人に向くのか

こんな人が
買っている
- 軽量ダウンに飽きてきた
- ロゴ主張より“質”で魅せたい
- 長く育てる服が好き
- 一生モノに投資したい
- 本物志向のミリタリーデザインが好き
- 30〜50代になって落ち着いた服を探している
もしどれか一つでも当てはまるのであれば、
Ten c はあなたにとって一生の相棒になる可能性があります。
逆に、合わない人は?

こんな人は
ハマらない
- 軽さや快適さを一番に求める
- 経年変化が苦手
- ミリタリーがそもそも好きじゃない
- シーズンごとに服を変えたい
- 3万円以内で済ませたい
こういった方には、正直おすすめしません。
まとめ:Ten c は“好きな人には刺さりすぎる、哲学のある服”

万人受けを狙わない服って、実はすごく珍しいんです。
Ten c はまさにその代表格で、
着る人の生活・価値観・年齢・経験がそのまま服に乗っていきます。
だからこそ、
合う人には10年単位で人生を変えるアウターになります。
そして、この記事ではこのあと、
「Ten c がダサいと言われる理由」
「逆にハマる人の特徴」
「モデル別おすすめ」
「本音レビュー」
「どこで買うのが得か」
など、気になる点を全て深掘りしていきます。
もしよければ、続きを一緒に読んでみませんか。
テンシーが「ダサい」と言われる理由は?プロ視点で“本音だけ”解説

ダサいと言われる
理由を深掘り
Ten c を調べると、必ず出てくるのが
「ダサいのでは?」
という声です。
まずはここを徹底的にほどいていきます。
なぜなら、Ten c を買う人の多くが ここの違和感を放置したまま買って後悔しないか心配だからです。
あなたもそうではありませんか。
実際、ファッションオタクとして多くのユーザーレビューを追ってきた私が見ても、
Ten c が「ダサい」と言われる理由はちゃんと存在します。
そして、その理由をクリアに理解したうえで買うかどうか決める方が絶対に失敗しません。
理由1:ロゴが無くて“良さが伝わりづらい”

まず最初にこれです。
Ten c は 完全にロゴレス。
軽量ダウン、ストリートブランド、アウトドアブランドがロゴで存在感を示す中、
Ten c は真逆を行きます。
そのため、知らない人からすると
「普通のコート」
に見えてしまいます。
ただ、この“普通に見える”ことこそが、
Ten c が一部の大人に刺さる理由でもあります。
- ブランドを主張したくない
- わかる人だけわかればいい
- 無駄を削ぎ落したものが好き
こんな価値観を持つ人には、むしろ最高のデザインです。
理由2:重さがあるため“野暮ったい”と言われることがある
Ten c のOJJはとにかく重い。
これは事実ですし、初めて着る人の多くが驚きます。
従来のアウトドアシェルとは世界が違うからです。
しかし、この重さには理由があります。
高密度の編み組織と経年で変化する質感を出すために必要な重さなのです。
重い=ダサいではありません。
むしろ、着込むほどに体のラインに馴染み、
重さが“安心感と輪郭の美しさ”へ変わっていきます。
とはいえ、軽さ至上主義の人からすると、
最初の印象として「重い=野暮ったい」と感じることもあるので、ここは正直にお伝えしておきます。
理由3:シンプルすぎて地味に見える

Ten c のデザインは徹底してミニマルです。
- カラーはほぼミリタリー系
- 装飾は最小限
- ラインも控えめ
この極限まで削ぎ落としたデザインは、
ファッションに詳しくない人からすると
「地味」
と映ることがあります。
逆に言えば、
この“地味さ”を美学として捉えられるかどうかが、Ten c を好きになるかの分岐点です。
理由4:経年変化が“汚れ”に見える場合がある
Ten c の最大の魅力は経年変化です。
しかし、この経年変化は万人向けではありません。
特に、
- 色ムラ
- アタリ
- シワ感の変化
こうした表情を“味”として楽しめる人なら最高ですが、
「綺麗なまま着ていたい」という人にはストレスになる可能性が高いです。
ただし、この経年変化こそが
“Ten c をTen c たらしめる唯一無二の魅力”
である点は間違いありません。
理由5:ジャストサイズ選びが難しい

サイズ選びが
難しい
イタリアブランド特有のサイズ表記ということもあり、
初めてTen cを買う人は、サイズ選びでほぼ確実につまづきます。
- 表記より小さい
- モデルによってシルエットが違いすぎる
- インナーによってフィット感が変わる
さらに、OJJは硬いので、馴染む前と後で体感サイズが変わることも混乱の原因です。
ただし、ここをクリアできると「唯一無二のフィット感」を楽しめます。
ここまでのまとめ:Ten c が“ダサい”と言われるのは誤解と相性の問題

“ダサい”と
言われるのは
誤解と相性の問題
Ten c がダサいと言われる理由はたしかにあります。
しかし、そのほとんどは “Ten c の特性と価値観が合わない人”の視点です。
逆に言えば、
- ロゴで見せない美しさ
- 経年で深みを増す表情
- 重さが安心感に変わる
- ミニマルデザインの余白
- 育てる服というロマン
これらに魅力を感じる人にとっては、
Ten c はたまらなく良いブランドになります。
テンシーが“刺さる人”の3つの共通点

テンシーが
“刺さる人”の
3つの共通点
Ten c のことを調べれば調べるほど思うのですが、
Ten c って明らかに「好きになる人のタイプ」があるブランドです。
そして面白いのは、そこにとても鮮明な共通点があること。
あなたが Ten c を気になってここまで読み進めているということは、
かなり高い確率でこの「3つの共通点」に該当している可能性があります。
少しドキッとしませんか。
共通点①:ロゴではなく“素材の説得力”を選びたい人

Ten c のOJJは、
「ロゴより素材で語る服が好き」という人には最高の相性です。
- 有名ブランドのロゴで価値を担保したくない
- 静かに上質さが滲み出る服が好き
- 素材の背景や思想にこそ価値を感じる
こんな価値観の人は、Ten c を手に取った瞬間に「これだ」となる傾向があります。
素材の密度、肌触り、光の反射まで“わかる人にはわかる世界”なので、
ロゴで主張しない服を求める人にとっては唯一無二の存在になるのです。
共通点②:“モノを育てる”感覚を楽しめる人
Ten c のOJJは買った瞬間がピークではありません。
むしろ スタートラインに近い。
硬くて重い、最初はちょっとクセのあるアウターです。
けれど、着て、曲げて、擦れて、湿気を吸って乾いて…。
その過程を繰り返すことで、少しずつあなたの体に馴染んでいきます。
同じモデルでも、着る人が違えば表情が全く違う。
この「自分だけの一着に育っていく感覚」にときめく人には、Ten c は刺さりすぎます。
逆に、
- 新品の美しさをキープしたい
- 経年変化は不要
- 常に綺麗なまま着たい
こんな人には正直不向きです。
ここは本音でお伝えしておきます。
共通点③:ファストファッションでは満たされなくなった人

Ten c に興味を持つ人の多くは、
すでにアルファ、アークテリクス、ストーンアイランドなどをひと通り経験しています。
そして、こう思い始める時期が来るのです。
「軽くて便利なだけの服とは違う“確かなもの”が欲しい」
「量産型とは違う一着を着たい」
「Made in Italy の職人仕事に惹かれる」
これはまさに、
ファッションの消費から“選択”へと価値観が進化したサインなんです。
Ten c はそんな人に深く刺さります。
ここまで読んで、あなたはどう感じますか?

ここまで読んで
あなたは
どう感じますか?
もしあなたが、
- ロゴより素材
- 綺麗より育つ
- 消費より長く愛せるモノ
こうした価値観に少しでも共鳴するなら、
Ten c はおそらく、ただの「選択肢の一つ」では終わらないはずです。
ここからは、
じゃあ実際、テンシーを買う価値があるのか?
という本質的な部分に踏み込みます。
テンシーを「高い」と感じる人が抱えている3つの誤解

「高い」と
感じる人が
抱えている
3つの誤解
Ten c は多くの人が「高いよね…」と口にします。
しかし、調べていくと “高いと感じる理由の半分以上は誤解” から生まれていることがわかります。
あなたがもし今、
「気になるけど10万円超えはちょっと…」と感じているなら、
ぜひこの章をゆっくり読んでみてください。
その感覚が“別の視点”に変わるはずです。
誤解①:価格=素材のスペックで判断してしまう

誤解①
まず最初の誤解は、
“機能素材(GORE-TEXや化繊ハイテク生地)と比べてしまうこと”。
GORE-TEXは「雨に強い」「軽い」というわかりやすい性能が数字で語れますよね。
だから価格が高くても理由が理解しやすい。
一方でTen cのOJJは、スペック的には 「耐水圧◯mm」などの指標では語れない素材 です。
その結果、
「え、これで◯万円?」
「スペックで見たらGOREの方がすごいし…」
という誤解を生みます。
しかしOJJの価値は、
ラバーのような密度と“編み”の組成による唯一無二の耐久性と質感 にあります。
・着込むほど体に馴染む
・色が深く、立体感を帯びる
・10年スパンで風合いが進化する
これらはGORE-TEXでは絶対に得られません。
“スペックで比べられない種類の価値”を持っているからこそ、価格が動じないのです。
誤解②:アウターは「軽い=正義」と思い込んでしまう

誤解②
Ten c を初めて着た人は、ほぼ全員こう言います。
「思ったより重い…」
「硬いし、ちょっと扱いづらいかも」
これは当然の感想です。
なぜならOJJは“最初だけ異常に硬い素材”だから。
ただ、多くの人が知らないのは、
この重さと硬さこそが、Ten c を長持ちさせる核心部分 だということ。
軽量アウターは確かに楽ですが、
・擦れに弱い
・型崩れしやすい
・数年で買い替え
こうした宿命を避けられません。
Ten c のOJJはその逆。
・糸の段階で密度が高すぎる
・製品染めでさらに締まる
・着るほど柔らかく変化する
だから「最初の重さが後の快適さに変わる」という珍しい体験が待っているんです。
“重さが欠点ではなく、機能の源”という構造を知らないと、
Ten c の価値は絶対に理解できません。
誤解③:「高い=贅沢品」と思い込んでしまう

誤解③
Ten c の価格を見ると、
「自分には贅沢すぎるかな…」
そう感じても無理ありません。
ただ本質はむしろ逆で、
Ten c は「贅沢品」ではなく“長い目で見ると節約になる服” です。
・ライナーを入れ替えて3シーズン対応
・丈夫すぎて買い替えの必要が極端に少ない
・中古市場で高値で売れる
この3点が揃うアウターは、実は市場にほぼ存在しません。
例えば10万円のアウターを5年で買い替える人と、
15万円のTen c を12年着る人とでは、
長期的なコストはむしろTen c の方が安くなります。
特にテンシーは中古市場でも人気で、
「買って→着込んで→売る」というサイクルが成立しているため、
実質負担が思った以上に低いブランドです。
高いのではなく、“長生きする服”なんです。
誤解を解いた上で、あなたはどう感じますか?

あなたは
どう感じますか?
Ten c を「高いだけ」と思っていた理由の多くは、
数字で語れるスペックの世界で比較していたからなんです。
Ten c はそこでは戦っていません。
・身体に馴染むまでの時間
・素材が変わっていく楽しさ
・10年後に一番好きな服になる未来
これらに価値を感じる人だけに、
深く刺さるブランドだからこそ、価格が揺らがない。
もしあなたが、
“安くて軽いだけの服”に少し疲れてきたなら、
Ten c の価値はより本質的に響くはずです。
この先では、
Ten c を実際に買った人たちがどう感じているのか?
リアルな評判・口コミを徹底調査していきます。
テンシーの評判は?良い口コミ・悪い口コミを“すべて”まとめる

【ポジ・ネガ】
“すべての口コミ”まとめ
Ten c を調べていると、ネット上でも店頭でも、口コミの温度差が極端です。
「最高すぎてもう他のアウターに戻れない」という人もいれば、
「なんでこんなに高いの?」という人もいます。
ファッションブランドとしては珍しいほど、両極端な声が集まっているんですよね。
この章では、
良い口コミ と 悪い口コミ を「表面だけでなく本質」とセットで整理します。
あなたがもし今、Ten c を買おうか迷っているなら、
ここで“実際のユーザー体験に基づくリアル”をすべて把握できます。
良い口コミ(高評価)

良い口コミ
まずは、多くの人が「Ten cを買ってよかった」と感じているポイントから。
● 良い口コミ①:とにかく“生地が唯一無二”
「最初は硬いけど、3ヶ月で明らかに変わる。こんな素材ほかにない」
「OJJは触った瞬間に、なんかもう別物だとわかる。」
これは本当に多いです。
OJJは見た目も触り心地も、他のアウターとはまったく違います。
ファッション好きなら着た瞬間に
「これ、なんだ?」
と驚くレベル。
しかも、数ヶ月経つほど “硬さ→柔らかさ”の変化が快感になってくる。
この体験がクセになる人が多い。
● 良い口コミ②:経年変化が“美しい”
「色ムラが立体的で、年々かっこよくなる」
「古くなるほど好きになる。長く着るほど愛着が増す。」
GORE-TEXやハードシェル系は、
古くなると“劣化”の方向に進むんですが、
OJJは逆に“熟成”していくんですよね。
革ジャンのように育つアウターって、ほとんどありません。
● 良い口コミ③:冬の体感温度が明らかに変わる
「風を通さないってこういうことか…と驚いた」
「薄手のインナーでも問題ない日が多くなった。」
OJJは高密度のニット構造なので、防風性が強い。
数字ではなく、体感で分かる暖かさがあります。
硬いのに暖かい、という不思議なバランス。
● 良い口コミ④:シンプルな服装が“整って見える”
「Tシャツに羽織るだけで上品に見える。」
「ブランドロゴがないのに“いい服感”が伝わる。」
Ten c の魅力は、ロゴで語らず“素材で語る”ところ。
シンプルなコーデでも、全体を引き締めてくれます。
40代・50代の男性がハマるのも、この理由ですね。
● 良い口コミ⑤:中古市場で高く売れる
「3年着て売っても値段がつくのはTen cくらい」
「思ったより査定が高くて驚いた。」
これは実際にデータとしても安定しています。
セカストや楽天の中古でも結構高く売れる。
“長く着られるし、売ることもできる”という二段構えは強い。
悪い口コミ(低評価)

悪い口コミ
良い声の反対に、Ten c の弱点とされる点もはっきりしています。
● 悪い口コミ①:最初の“硬さ”が想像以上
「着てすぐは本当に板みたい。」
「運転しづらいレベルの硬さ。」
OJJを知らない人が最初に驚く部分です。
ただし、これは数ヶ月で馴染むことを知らない人の評価が多い。
● 悪い口コミ②:軽さはまったく感じない
「重い。GORE-TEXと比べたら天と地。」
「旅行に持って行く気にはなれない。」
Ten c の“重さ”は正直デメリットの側面もあります。
ただしその重さこそ「10年耐える生地」の理由でもあります。
● 悪い口コミ③:暑く感じる日がある
「気温が高い日は蒸れることも。」
「真冬以外は少し暑い。」
OJJは防風性が強い分、軽量シェルより通気性は低め。
真冬の本番アウターとしての位置づけが妥当です。
● 悪い口コミ④:価格が高い
「シンプルに高い」
「ライナーまで揃えると20万円超える」
冷静に考えても、高いのは高いです。
ただ、
「10年以上着る」「中古で売れる」
と考えるとコストパフォーマンスはむしろ高め。
● 悪い口コミ⑤:サイズ選びが難しい
「イタリアサイズなので迷う」
「店舗が少ないから試着しづらい」
これは実際にユーザーが困るポイント。
逆に言えば、失敗しやすい部分でもあるため、
後の章でサイズ選びを完全に解説します。
3. “高評価”と“低評価”を整理してわかった結論
口コミを
総合すると‥
口コミを総合すると、Ten c は…
・軽さを求める人には不向き
・即効性を求める人にも不向き
しかし、
・育てる服が好き
・ミリタリーやテックに理解がある
・素材に価値を感じる
・長く楽しみたい
という人には、圧倒的にハマります。
実際、あなたがここまで読んでいるということは、
Ten c の価値が“理屈ではなく感覚で気になっている”状態なのではないでしょうか。
ファッション好きほどTen c に刺さるのは、
「時間が価値になる服」だからなんです。
この後は、
Ten c はどこで買うのが一番お得なのか?損しない買い方 を徹底的に解説します。
テンシーはどこで買うのが正解

最安値・在庫状況・偽物リスクを“全部”比較する
Ten c を買ううえで一番ややこしいのが「どこで買えばいいのか問題」です。
なぜなら、Ten c は
・正規取扱店が少ない
・海外在庫の流通が一定数ある
・価格差がかなり大きい
・偽物は少ないがゼロではない
・セールに出る時期が限られる
という特徴があるからです。
つまり、
知識がないと“損”しやすいブランドなんですよね。
ここではあなたが失敗しないよう、
店舗・EC・中古までフル比較して、買い方の正解を導きます。
正規セレクトショップ(BEAMS / LOOM OSAKA / 1LDKなど)

《価格》
定価販売が基本。17〜33万円台。
《メリット》
- もっとも安心して買える
- 店員の知識が深く、サイズ相談しやすい
- アフターケアの相談が可能
- 新作やレアモデルが入りやすい
- 試着できる(Ten cはこれが超重要)
《デメリット》
- そもそも在庫が少ない
- 人気モデルはすぐ完売
- ポイント還元が弱い
- セールはほぼない
《ファッションオタク視点の結論》
「初めての Ten c」で失敗したくないなら最強。
ただし価格は高め。
楽天市場(ポイント還元で“最安値”になることが多い)


《価格》
新品:14〜28万円(店によって幅が大きい)
《メリット》
- 楽天スーパーDEALやポイント倍率で“実質価格”が最安
- たまにアウトレット価格が出る
- シーズン終わりは値下がりしやすい
- 型落ちが豊富
《デメリット》
- 店舗によってサイズ表記が曖昧なことがある
- 在庫数にばらつきがある
- 返品不可のショップも多い
《ファッションオタク視点の結論》
“価格重視”ならここ一択。
モデルが決まっていてサイズが分かっている人向け。
Amazon(発送が早く、返品対応が強い)


《価格》
新品:15〜30万円前後。
《メリット》
- プライム配送で早い
- 返品対応が楽天より明確
- セール期間は意外と値下がりする
- 偽ブランド対策がしっかりしている
《デメリット》
- Ten c の取り扱い数は少なめ
- シーズンによってはほぼ在庫がない
《ファッションオタク視点の結論》
「実物を見てから決めたい」「サイズ違いを試したい」人はAmazon。
セカンドストリート / ブランド古着店(中古市場)


《価格》
中古:5〜10万円台が中心
《メリット》
- 圧倒的に安い
- OJJ は耐久性が高いので中古でも状態が落ちにくい
- レアモデルが掘り出せる
- お試しで買うには最適
《デメリット》
- サイズ感のクセを把握していないと失敗しやすい
- 色ムラ・アタリが強い個体がある
- 初期のOJJは特に硬いものが多い
《ファッションオタク視点の結論》
Ten c の魅力は“育てる楽しさ”なので、中古は相性がいい。
ただし、サイズが合う個体を探す根気は必要。
偽物リスクについて(正直に言う)

偽物の数は
多くない。
ただ
「ゼロではない」
Ten c は偽物の数は多くありません。
ただ「ゼロではない」です。
偽物が出るとすれば…
・海外オークション
・個人出品の異常な安値
・タグやスペック表が欠損している個体
OJJは構造がかなり特殊なので「触ればほぼ分かる」のですが、
ネット越しだと判別が難しい。
安全性で言えば
正規店 > Amazon > 楽天 > 中古ショップ > 個人取引
の順です。
最終結論:あなたはどこで買うべき?

あなたはどこ派?
結論は「あなたが Ten c をすでに理解しているかどうか」で変わります。
【Ten c 初心者(初めて買う)】
→ 正規店 or Amazon
(返品可)
理由:サイズと硬さで失敗しやすいため。
【2着目以降・型番もサイズも把握している】
→ 楽天市場
(ポイント還元で最安)
理由:実質価格が最も安くなる。
【とにかく安く試したい・OJJを体験したい】
→ 中古(セカスト・楽天中古)
理由:5〜8万円台から始められる。
【限定モデルやコラボが欲しい】
→ 正規店(LOOM / BEAMS)
理由:入荷が早く、取り扱いが安定している。
“買うタイミング”も超重要です

“買うタイミング”も超重要
Ten c はシーズンで在庫が大きく動きます。
● 在庫が多い:9〜11月
● 完売が増える:12〜1月
● 値下がり狙い:2〜3月(楽天が特に狙い目)
「冬に買うより、秋に買うほうが満足度が高い」というのが結論です。
ここまでで「Ten c をどこで買えばいいかわからない問題」はかなり解消されたと思います。
次は 失敗しないサイズ選び(Ten c はここが一番難しい) を徹底解説します。
テンシーは何歳向け?似合う年齢層と「失敗しないサイズ選び」のリアル

似合う年齢層と
失敗しないサイズ選びのリアル
Ten c を調べていると、
「自分の年齢で着ていいのかな」
「若すぎる? 逆にオジサンっぽくならない?」
といった不安を持つ方がかなり多いです。
さらに、そこに
「サイズ選びが難しい」という問題も重なってくるので、
一気にハードルが高く感じてしまうんですよね。
なのでこの章では、
- どんな年齢層に一番ハマるのか
- 実際、何歳まで“かっこよく”着られるのか
- 具体的にどうサイズを決めればいいのか
ここを、できるだけイメージしやすい形で整理していきます。
1. テンシーがいちばん“ハマる”年齢層は、30〜50代の男性

ファッションオタク視点でいろんなスナップやコーデ、店頭での姿を見てきましたが、
Ten c が一番ハマるのは、明らかに30〜50代の男性です。
なぜかというと、
- ロゴで見せない“静かな存在感”が似合う年齢
- 経年変化を楽しむ余裕がある
- アウターに10万円以上かける意味を理解できる
- ミリタリー × 品のある佇まいがしっくりくる
こういった要素が、ちょうどこの年代の価値観と重なるからなんです。
20代前半が着ると、少し“借り物っぽく”見えることもありますが、
30代以降になると、むしろガチっとハマる感じが強いです。
あなた自身、「若い頃よりも今の方がこういう服に惹かれる」という感覚はありませんか。
2. 20代が着るとどう見える?

じゃあ20代だとダメなのかと言うと、そうとも限りません。
- ストーンアイランドやARC’TERYXなどを既に経験済み
- ミリタリーやテックに理解がある
- “トレンドより思想”という感覚がある
こんな20代後半〜であれば、Ten c はむしろかなり似合います。
ただし、「とりあえず有名だから買う」というノリだと、
重さや硬さ、クセの強さに負けてしまう可能性もあります。
「かっこいいから着たい」というより、
「こういう服の考え方が好き」と思えるかどうか、がポイントですね。
3. 女性が着る場合はどうか

Ten c はメンズ中心のブランドで、サイズレンジもメンズ基準です。
そのため、女性が着る場合は条件がかなり絞られます。
- 身長が高め(目安として165cm以上)
- オーバーサイズが好き
- ミリタリー×無骨なスタイルに抵抗がない
こういった条件を満たす場合は、
逆に“最高のユニセックスアウター”になり得ます。
ただし、サイズ1でも大きめなことが多いため、
女性が着るなら実際に試着してから決める方が安心だと感じます。
4. 何歳まで着られるのか?の答え

正直に言うと、
“何歳まで”というより“身体と服が馴染んでいるかどうか”のほうが大事です。
60代でもTen c をかっこよく着ている方は普通にいますし、
逆に40代でも、サイズが合っていなかったり、
スタイルとミスマッチだと“無理してる感”が出てしまいます。
- 肩幅が合っているか
- 着丈が長すぎないか(膝にかかりすぎないか)
- 裾まわりがだぶつきすぎていないか
ここをチェックして「あ、この人の身体にちゃんと乗ってるな」と感じられれば、
年齢はほとんど関係ありません。
Ten c は“年齢不詳のアウター”なので、
着る人のライフスタイルの方が出やすいんですよね。
失敗しないサイズ選びの考え方

失敗しない
サイズ選び
ここからが一番現実的な話です。
Ten c のサイズ選びで失敗しないためのポイントを、
できるだけシンプルにまとめますね。
最初から“ジャストすぎる”サイズはあまりおすすめしません
OJJは最初、かなり硬くてゴワゴワしています。
そこから徐々に柔らかくなり、身体に沿っていくので、
「買ったときよりフィットしていく」という逆の動きをします。
そのため、
- 試着で「ピタピタすぎる」と感じるサイズ
- 肩がきつくて前を閉めると苦しいサイズ
こういったジャストすぎる選び方は、
あとあと窮屈に感じてしまうことが多いです。
目安としては、
「薄手のニットかスウェットを中に着て、やや余裕があるくらい」がちょうど良いです。
身長・体重でざっくり目安を持っておく
モデルやシーズンにもよりますが、
ざっくりとした目安はこんなイメージです(あくまで参考として)。
- 170cm前後・細身 → サイズ46
- 170〜175cm・標準体型 → 46 or 48
- 175〜180cm・標準〜ややガッチリ → 48
- 180cm以上 or ガッチリ → 50 以上検討
もちろんモデルごとに違いはありますが、
「普段着ているイタリアブランドのサイズとほぼ同じか、やや上」
くらいに考えておくと、大きく外しづらいです。
試着時にチェックすべきポイント
店頭で試着できる場合は、
次のポイントを意識してみていただくと、失敗しにくくなります。
- 前を閉めたとき、胸まわりに“ほんの少し”余裕があるか
- 腕を前に伸ばしたとき、突っ張りすぎていないか
- 肩の縫い目が“外側に落ちすぎていないか”
- お尻が全部隠れるかどうか(用途と好みで)
OJJは馴染むので、最初に少し余裕があるくらいがちょうど良いです。
ネットで買うときのコツ

ネットで買うときのコツ
試着できない状態で Ten c を買うのは、正直チャレンジ要素もあります。
ただ、次の工夫をするとリスクを減らせます。
- すでに持っているお気に入りアウターの「肩幅・身幅・着丈」を測る
- 楽天やAmazonの商品ページで実寸と必ず照らし合わせる
- 迷ったら“やや大きめ”を選んだほうが馴染んだときにバランスが良い
- 返品・交換可のショップを選ぶ
こうしておくと、「全く着られない」という事態はかなり防げます。
年齢とサイズがハマったとき、Ten c は“変な若作り”にならない

最後に一つだけお伝えしたいのは、
Ten c は「変な若作り」になりづらいアウターだということです。
理由はシンプルで、
- トレンドディテールに寄りすぎていない
- ロゴや装飾に頼らない
- 色のトーンが大人向け
だからです。
サイズがハマれば、
30代でも、40代でも、50代でも、60代でも、
「なんかこの人、いいアウター着てるな」と静かに伝わります。
あなたも、そういう空気感のある人に惹かれたりしませんか。
ここまでで、
- どの年齢層にハマるのか
- 自分はTen c に向いているのか
- サイズ選びのざっくりとしたイメージ
このあたりはかなりクリアになってきたのではないかと思います。
次は、
「具体的にどのモデルを選べばいいのか」
Ten c の代表モデル別に、ファッションオタク目線で解説していきます。
どれを買えば正解?Ten c の主要モデルをオタク目線で徹底比較

プロが教える
【失敗しない】
オススメモデル
Ten c を調べていると、必ずぶつかる壁があります。
「どのモデルを選べば失敗しないのか」
お店に行っても種類が多すぎますし、
ネットだと写真だけでは“重さ”や“長さ”がわかりづらいですよね。
そこでこの章では、
- 初めて Ten c を買うならどれがベストか
- 防寒性を重視する人向けのモデル
- 見た目のミリタリー感が強いモデル
- 逆にきれいめに着られるモデル
ここをオタクらしく、細かいクセまで含めて解説します。
1. THE PARKA(ザ・パーカ)|初めての人はこれ一択に近い万能型

Ten c の象徴ともいえる定番モデル。
まず迷ったら、正直ここから入るのがいちばん失敗しません。
なぜ“最初の一着”に向いているのか
- 丈が長すぎず短すぎず、誰でも似合う
- ミリタリー要素が強いのに、街でも浮かない
- 防寒性が高い(ライナー追加で真冬仕様に)
- 着込んだときの色落ちが特に美しい
形がM-51(モッズコート)ベースなので、
「武骨なのに上品」という絶妙バランスが魅力です。
「初めてTen c 買うんだけど…」という人には、私はほぼ毎回これをすすめています。
2. ANORAK(アノラック)|男らしさと“変化球”を求めるなら

プルオーバータイプのため、脱ぎ着はしやすくありませんが、
そのぶん独特の雰囲気が出せます。
こんな人に向いています
- まわりと被りたくない
- コーデが“フィットする服”より“意味のある服”で構成されがち
- 街でもアウトドアでも両方着たい
前から見るとシンプルなのに、横から見たときの立体感がTen c らしさを強く感じます。
注意点
・サイズ選びを間違えると“抜けない”着にくい服になる
・肩幅に余裕を持たせたほうが動きやすい
アノラックを選ぶ人って、だいたい服に対してロマンがあるタイプです。
あなたはそういう傾向、ありませんか。
3. TEMPEST ANORAK(テンペストアノラック)|防寒性最重視ならこれ

個人的にもTen c の中で“冬の現実に一番強い”モデル。
丈が長く、前たての作りもしっかりしているので風に非常に強いです。
特徴
- とにかく暖かい
- しっかり丈があるのでスーツの上にも合わせやすい
- ミリタリー感が強いぶん、コーデ全体に迫力が出る
真冬の北海道・東北・日本海側に住んでいる方には、
これが間違いなく最適解に近いです。
注意点
・“着られてる感”が出ないようサイズ選びは慎重に
・スーツの上に着る予定ならワンサイズ上でもOK
自分の住んでいる地域の冬を想像して、
「絶対に寒さに負けたくない」という人には本当に向いています。
4. SINGLE DOWN LINER(シングルダウンライナー)|最強の後付け防寒アイテム

Ten c の真価は、**“ライナーシステム”**にあります。
その中心となるのが、このシングルダウンライナー。
これを入れるとどう変わるか
- 普段のPARKAが“真冬仕様”に変わる
- 重さや硬さがむしろ安定して着やすくなる
- 冬の外出が本当にラクになる
結論、Ten c のアウターを買うなら、
ライナーはセットで買っておいたほうが後悔しません。
むしろライナーがあることで、Ten c の完成度は一段上がります。
5. FIELD JACKET(フィールドジャケット)|短丈でキレイめに寄せたい人向け

丈が短いぶん、PARKAより街使い・タウンユース寄り。
特徴
- 大人でも短丈が自然に着られる
- 細身のパンツや革靴と相性が良い
- 黒よりもカーキのほうが“雰囲気の差”が出やすい
「ミリタリーは好きだけど、長い丈は苦手」という人にはこのモデルがちょうどいいです。
6. はじめて Ten c を買う人へ:モデル選びの“結論”

モデル選びの
“結論”
ここまでいろいろ語りましたが、
初めての人に向けてわかりやすくまとめるとこうなります。
●迷ったらこれ
→ THE PARKA(ザ・パーカ)
●真冬に負けたくない
→ TEMPEST ANORAK
●個性や存在感を出したい
→ ANORAK
●短丈のバランスが好き
→ FIELD JACKET
●Ten c を“本当に長く着たい”
→ シングルダウンライナー併用が前提
あなたは今、どの選択肢が近いと感じますか。
“心が動いたモデル”が、ほぼ間違いなく正解です。
服って理屈じゃなく、最初の直感が案外当たります。
ここまでで
「Ten c のどのモデルが自分にとって自然か」
かなりイメージが湧いてきたのではないでしょうか。
Ten c は重い?硬い?デメリットを“本音で”全部話します

Ten cのデメリットを“本音で”全部話します
Ten c を語るとき、必ず出てくるキーワードがあります。
「重い」
「硬い」
「扱いが難しそう」
あなたも検索していて、一度は目にしたのではないでしょうか。
ここでは、Ten c に興味を持った人が必ず気になる“弱点”について、
ファッションオタクとしての実体験を交えて、包み隠さず話します。
1. Ten c はたしかに重い。ただし「意味のある重さ」です
まず結論からいうと、Ten c は他ブランドのナイロンアウターに比べると明らかに重いです。
たとえば ARC’TERYX のようなしなやかなナイロンと比べると、その差はすぐに分かります。
● ではなぜ重いのか?
理由は OJJ(Original Japanese Jersey)という特別な生地にあります。
通常のナイロンとは違い、編み物を圧縮して作られた素材で、
着込むほどに“革のように”身体に馴染んでいきます。
重さがネガティブに聞こえるかもしれませんが、
時間が経つほどその重さは「安定感」に変わっていきます。
私は最初、
「重いな……肩こらないかな」
と心配していたのですが、1か月もすると逆に軽く感じるようになりました。
“重さが質感を支えている”
そんなイメージに近いです。
2. 最初は本当に硬い。だけど「ここがいちばん面白い」と言う人も多い

Ten c を初めて触ると、必ず驚きます。
「え、これ本当に服?」
「板?」
と感じるほど硬い個体も存在します。
●どう硬いのか
- 肩がカクッとする
- フードが勝手に立つ
- 腕が“シャッ”と通る感覚が独特
- しゃがむとバキッと音がしそうな硬さ
最初の数週間は “着られている感” があると思います。
ただ、ここがTen c の真骨頂で、
着れば着るほど柔らかくなり、自分だけの形に仕上がっていく のです。
革靴やデニムに近い育て方ができ、
人によって色の落ち方・アタリの入り方がまったく違います。
「硬いからこそ育つ」
これが Ten c の最大の個性でもあります。
3. サイズ選びが本当に難しい。特に“イタリア人の体型前提”の部分が曲者

Ten c はイタリアブランドなので、
肩が狭めで腕が細めの欧州体型に寄っています。
日本人がジャストで着ようとすると、
- 「肩が合わない」
- 「丈が少し長い・短い」
- 「胸まわりに余裕がない」
などの悩みが出やすいです。
●失敗しやすい例
・普段のサイズ通りに買う
→ 肩が窮屈になりやすい
・大きめを買って“オーバーサイズ”を狙う
→ OJJ と相性が悪くシルエットが潰れやすい
Ten c は生地の特性がかなり強いため、
サイズミスは“想像以上に”失敗につながりやすい と感じています。
自分の体格、着方、インナーの厚さまで考えたうえで選ぶ必要があるブランドです。
4. 経年変化は魅力でもあり、デメリットでもある

Ten c の経年変化は本当に美しいです。
しかし「綺麗なまま着たい」人には向きません。
●どう変化するのか
- 色が落ちてムラが出る
- シワが定着する
- アタリが濃く出て“味”が強くなる
これが好きな人にはたまらないのですが、
均一でクリーンな見た目を求める人にとってはデメリットです。
あなたは新品のままの綺麗さを求めるタイプでしょうか。
それとも、時間と共に変わっていく服が好きなタイプでしょうか。
ここが Ten c を選ぶうえで、意外と大事なポイントになります。
5. ケアが必要。ただし難しくはない
Ten c は「難しそう」というイメージを持たれがちですが、
実際はそこまで大変ではありません。
とはいえ、
- 洗濯機NG
- 湿気のある場所での保管には注意
- 色落ちしやすいので単体で洗う
- アイロンは温度に注意
など、通常のナイロンよりはやることが多いです。
“バサッと洗って干しておしまい”
というズボラスタイルが好きな人には、少し面倒に感じるかもしれません。
6. Ten c のデメリットは「理解してハマる」タイプのものが多い

このデメリットが逆に好きにさせる
ここまで読んで、
「なんか扱いが難しそう」
「普通のアウターのほうが楽じゃない?」
と感じた方もいると思います。
ただ Ten c の不思議なところは、
デメリットが魅力そのものになっている
という点です。
- 重さ → 安定感へ
- 硬さ → 経年で柔らかく、自分だけの形になる
- 色落ち → 味のある表情へ
- ケアが必要 → 愛着が湧きやすい
Ten c は“育てる服”です。
最初に少しだけ慣れが必要ですが、
そのプロセスがむしろ好きになっていく人が多いです。
あなたは、
“完璧に便利な服”ではなく、
“時間とともに深まる服”を選ぶタイプですか。
もしそうなら、Ten c は驚くほど刺さるはずです。
Ten c が向いている人・向いていない人を“正直に”書きます
私はファッションオタクとして、多くのブランドを見てきましたが、
Ten c ほど「人を選ぶブランド」も珍しいと思っています。
だからこそ、ここで一度立ち止まって、
あなたが Ten c と相性がいいのか、
その逆なのか、
はっきり整理しておきたいと思います。
◆ Ten c が向いている人

Ten c が
向いている人
まずは“最高の相性”を持つ人たちから。
以下に当てはまるなら、Ten c はまるであなたのためのブランドかもしれません。
● 1.「服は“長く付き合えるもの”が良い」と感じる人
安くて軽いアウターを毎年買い替えるより、
ひとつの服を育てる感覚が好きな人。
OJJは10年スパンで育つため、
“変化を楽しめる人”とは相性抜群です。
● 2. 軽さよりも「質感」「存在感」を重視する人
Ten c は軽くありません。
むしろ“重さすら価値”と考えるブランドです。
触れた瞬間にわかる素材の密度、
他のアウターでは出ない立体的な表情――
そういう“存在感の強い服”が好きならハマります。
● 3. ストリート・ミリタリー・テック系の服を好む人
Ten c のデザインはミリタリーがベース。
M-65、アノラック、パーカなど、
“機能美”を軸にデザインされているため、
その文脈を理解できる人にはたまらない魅力があります。
● 4. 30〜50代の男性
正直に書きます。
Ten c は20代よりも、
30代以降のほうが圧倒的に似合います。
- 仕事も落ち着いてきた
- “長く使えるもの”を選びたくなる
- ロゴではなく素材で勝負したい
こうした価値観を持ち始める年齢層と特に相性が良いです。
● 5. 高品質なものを持つことに喜びを感じる人
Ten c は自己満足のブランドです。
しかし、この“自己満足”こそが服の本質。
「自分が良いと思えればそれでいい」
そんな価値観を持つ人には確実に刺さります。
● 6. 他人とかぶりたくない人
Ten c はマスブランドではありません。
流行らないし、流行らせる気もありません。
だからこそ、“知る人ぞ知る”という希少性を楽しめる人に向いています。
◆ Ten c が向いていない人

Ten c が
向いていない人
次に、正直に言って相性が良くない人もいます。
無理におすすめはしません。
● 1. とにかく軽い服が好きな人
Ten c は重いアウターです。
「軽さ=快適さ」という人にとって、
最初の着心地はストレスに感じるかもしれません。
● 2. 柔らかい服が好きな人
OJJは最初、本当に硬い素材です。
「板みたい」と言う人もいるほどです。
柔らかくなるのに時間がかかるため、
“買ってすぐ快適に着たい人”には不向きです。
● 3. 汚したくない・綺麗を保ちたい人
製品染めなので、着込むとアタリや色ムラが出ます。
それを“味”として楽しめない場合は、
Ten c の良さを理解できない可能性があります。
● 4. トレンド重視のファッションが好きな人
Ten c は流行と無縁です。
「今っぽい服がほしい」という思考だと、
どうしても地味に見えてしまうことがあります。
● 5. 冬の防寒を最低労力で済ませたい人
シェル単体は風には強いですが、
真冬にはライナーが必須です。
レイヤリング前提なので、
“ラクさ”だけを求める人には合いません。
◆ 結論:Ten c は“選ばれた人”のためのブランド

Ten c は
“選ばれた人”の
ためのブランド
Ten c は万人受けしないブランドです。
しかし、それがむしろ魅力になっています。
- 製品染めのムラ
- OJJの硬さ
- 重さ
- ミリタリーデザイン
- 経年変化
普通なら欠点に見える部分を、
Ten c はすべて“魅力”へと変換しています。
そしてその魅力が響く人にとっては、
人生で一番長く着るアウターになる
そんなポテンシャルを秘めています。
あなたは、どちらのタイプでしょうか。
Ten c のよくある質問 Q&A(本音で全部答えます)

よくある質問 Q&A
Ten c は“普通じゃないアウター”なので、初めて買う前にみんな同じところでつまずきます。
ここでは、あなたが今ちょうど気になっているであろう疑問を、できるだけ曖昧さを残さず答えていきます。
◆ Q1:Ten c はダサいって本当ですか
結論から言うと、**ダサいと言われる理由は「理解されにくいから」**です。
Ten c のOJJは、最初は硬くて重く、色ムラもある。
一般的な“きれいめ・都会的な高級アウター”とは真逆の立ち位置なので、
Stone Island や ARC’TERYX のように万人受けする美しさはありません。
ですが、その“異質さ”こそ魅力で、
ミリタリー好き・素材フェチ・ヘビーデューティ好きの間では圧倒的な支持を得ています。
私自身、着て街を歩くと「それTen cですよね」と声をかけられることが増えました。
結局、Ten c は“知る人ぞ知るアウター”であり、わかる人が見れば一発でわかるアイテムです。
あなたはどう感じますか。
◆ Q2:高すぎませんか?値段の理由を教えてください
高いです。ただし「理由のある高さ」です。
Ten c の価格が他より高い理由:
- OJJは唯一無二の生地で、世界でTen cしか扱えない
- 防風・耐久性・経年変化でミリタリーギアに近い性能
- ほとんどの作業が手作業に近い
- ライナー込みで実質“2着分以上”の価値
- 10年単位で着ても壊れない
実はライナーがウール+ダウンで本気レベルに暖かいので、
実質“真冬アウターとして2〜3着分の役割”を果たします。
価格だけ見ると高い。
ですが、1年あたりのコスパで見るとむしろ安い部類だと、私は本気で思っています。
◆ Q3:OJJって本当に硬いんですか
はい、本当に板レベルです。
初めて触ると「え、これ服なの?」と驚く人も多いです。
ただし、これには理由があります。
- OJJは「最初の硬さ」があることで型崩れしにくい
- 着込むほど身体に沿って形が変わる
- 数ヶ月で“急に柔らかくなる瞬間”が来る
最初の数週間は正直しんどいかもしれません。
ただ、柔らかくなってからのOJJは別物で、「これが自分だけのTen cか」と感じるはずです。
◆ Q4:雨の日は使えますか
短時間の雨なら問題なく使えます。
ただし、完全防水ではありません。
- 表面は水をある程度弾く
- 洗濯はできないから撥水加工は弱め
- 長時間の土砂降りは避けたほうがいい
本格的なレインウェアを求めるならARC’TERYXのほうが向いています。
Ten c の強みは「全天候型」ではなく、**“経年変化する耐久アウター”**という立ち位置です。
◆ Q5:手入れはどうしたらいいですか(洗濯したい…)
結論:基本は洗濯NG。水拭き&ブラッシングで十分です。
OJJは水洗いに弱く、色落ちや色ムラが起きやすいので、
- 水拭き
- 汚れの部分だけ軽く中性洗剤
- ブラッシングでホコリを取る
- 風通しの良い日陰で保管
これでOKです。
ただし、**少しの色落ちはTen c の“味”**として楽しんでほしいところです。
◆ Q6:何年くらい持ちますか
普通に使って 10年は余裕です。
大切に扱う人だと、20年クラスの人もいます。
- 生地はミリタリーギア由来で丈夫
- 破れにくく摩耗しにくい
- ライナーは取り外しできるので長持ち
- 修理対応してくれる店もある
Ten c は“長持ちする服”ではなく、育つ服です。
◆ Q7:どのモデルが初めての1着に向いていますか
迷ったらこの3つのどれかです。
1. Tempest Anorak(人気 No.1)
ミリタリー×都会のバランスが最も良い万能モデル。
2. M-65(王道ミリタリー)
OJJの硬さと育ちが最も楽しめる。
3. Parka(一番汎用性が高い)
ライナー込みだと真冬でも余裕。
あなたが“どんな服を普段着ているか”によって、最適モデルは変わります。
希望があればあなた向けに提案します。
◆ Q8:サイズ選び、難しすぎませんか
Ten c の永遠の悩みですね。
OJJは硬いので、動きやすさの基準が普通の服と違います。
基本の考え方はこうです:
- ジャストを求める → 48
- ゆとりが欲しい → 50
- 180cm以上・ガッチリ体型 → 52
- 女性がオーバーサイズで着る → 46 or 48
迷ったら、大きいほうが後悔が少ないです。
OJJは硬いので、小さいと本当にキツいです。
あなたは身長・体重・普段のジャケットサイズはどれくらいですか。
そこから最適サイズを診断します。
◆ Q9:偽物ってありますか
Ten c はそこまで多くないですが、ゼロではありません。
特に注意すべきは、
- フリマサイト(メルカリ・ラクマ)
- 個人輸入系ECサイト
- 相場より極端に安い出品
正規品の見分けは難しいため、
初めて買うなら 正規店 or 楽天の正規取扱店 をおすすめします。
◆ Q10:重いって本当ですか
はい、重いです。
ただし「慣れる」と不思議と気にならなくなります。
なぜなら、
重さが身体に馴染むと“鎧のように守られてる感覚”に変わるからです。
軽いアウターとは別の世界ですが、
これはむしろTen c が好きになる理由にもなります。
◆ Q11:女性が着ても変じゃないですか
全く問題ありません。むしろ人気が出ています。
- ユニセックスデザイン
- ジャケットの構造がシンプル
- OJJの落ち感が女性でも映える
女性は48でも余裕で着こなします。
むしろレディースにない無骨さが魅力です。
◆あなたの疑問は解決できましたか
Ten c は“普通の服の常識が通じないアウター”なので、
少しでも不安があれば気軽に聞いてください。
まとめ|Ten c を選ぶべき人・選ぶべきでない人(あなたはどちら?)
Ten c は「唯一無二の魅力」と「クセ」をどちらも持つアウターブランドです。
ここでは、あなたが Ten c を買うべきかどうか、はっきり線引きしてお伝えします。
■ Ten c を選ぶべき人

Ten c を
選ぶべき人
Ten c は、下のどれかに当てはまるなら本気でおすすめできます。
● 1. 服を“育てる楽しさ”を味わいたい人
OJJは最初は固く、そこから徐々に柔らかくなり、色ムラが出る。
この変化を「価値」だと捉えられる人なら、満足度は非常に高くなると思います。
● 2. 高級アウターを長く着たい人
10〜20年スパンで使えるので、
結果的に“買い替えコストの少ないアウター”になります。
● 3. 量産系の高級アウターでは満足できない人
Stone Island、ARC’TERYX、C.P.Companyをすでに経験し、
「次の一着」に悩んでいる人は、Ten c でしか得られない刺激があるはずです。
● 4. ミリタリー美学や素材フェチの人
OJJは素材単体で見ても異常レベルのロマンが詰まっています。
生地フェチほど Ten c にハマります。
● 5. 本気で暖かいアウターを探している人
ライナー付きは本当に暖かく、都市生活なら真冬でも余裕です。
あなたがこれらのどれかに当てはまるなら、Ten c は“刺さる”ブランドだと思います。
■ Ten c を選ぶべきでない人

こんな人は
絶対に買っては
いけない
逆に、以下に当てはまる場合は Ten c をおすすめしません。
● 1. 軽いアウターが好きな人
OJJは重いです。
「軽快さ」を求めるならARC’TERYX系のほうが幸福度が高いです。
● 2. きれいめで上品なアウターを求めている人
Ten c は色ムラも出ますし、素材感は“無骨”そのものです。
“綺麗に整ったアウター”を求める人とは相性が合いません。
● 3. 服のケアをあまりしたくない人
洗濯NGなので、手入れの感覚は「ギア」に近いです。
● 4. すぐに柔らかい着心地を求める人
育つまでに時間がかかるので、即快適とはいきません。
■ Ten c を買うべきか、結論

あなたが買うべき
か最終チェック
ここまで読んでいるあなたなら、
Ten c の“難しさ”も“魅力”も、どちらも理解しているはずです。
もし、
- 長く育てられる一生モノが欲しい
- これまでの高級アウターに少し物足りなさを感じてきた
- 他人とかぶらない、本物の素材に惹かれる
- OJJという言葉だけでワクワクする
このどれかが当てはまるなら、Ten c はあなたに向いているブランドです。
■ TOMO から最後にひとこと

最後に‥‥
あなたはどんなアウターを着ている時、いちばん気分が上がりますか。
その答えの中に、Ten c が入りそうだと感じたなら、きっと Ten c はあなたの冬を長く支えてくれる相棒になります。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
ファッションぶった斬り 本音マジ解説 