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【結論先出し】ノルウェー軍の服はダサいのか?

こんにちは、ファッション沼の住人・TOMOです。
先に結論からお伝えしておきたいのですが、**ノルウェー軍の服は「ダサい?」ではなく「静かに強い」**が正解だと私は考えています。
理由はシンプルで、北欧由来の合理性がシルエットや機能に直結し、**街でも自然でも“無理のない存在感”**になるからなんですね。
- 迷彩がギラつかない → “静かなミリタリー”で今の空気に馴染む
- レザーや生地が厚手でも設計がミニマル → 変に主張しない
- 実物(官給品)の背景 → 「わかってるね」と言われやすい
「結局、どう着ればいいの?」と思われたかもしれません。後半でコーデや購入術まで全部まとめますので、肩の力を抜いて読み進めてもらえると嬉しいです。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。
ノルウェー軍ファッションの歴史と背景

私が惹かれるのは、“北欧的な合理主義”が軍装にも貫かれている点です。
無駄を削ぎ落とし、過酷環境での運用を主語にしてデザインを決める。これがファッション視点で見ても美しいんですよ。
- M77ブーツ:裏地なしのシェル構造。濡れても乾きが早く、厚革が頼れる。クイックレースで着脱が素早いのも、現場発想そのもの。
- M98カモ(ジャケット/パンツ):3色の落ち着いた配色。森では馴染み、街では“静かに締まる”。ポケット配置も理にかなっていて、カメラ・財布・手袋が自然に収まります。
- 雪上オーバーパンツ:上から被せる前提の軽さとアクセススリット。豪雪地の“日常”を前提にした構造は、都市でも応用が利きます。
「軍モノって重くてゴツいだけじゃ?」と感じる方ほど、北欧の文脈は刺さると思うんです。主張より機能と生活が先にある。その結果としてのミニマル、という順番が心地よくないでしょうか。
「ダサい」と言われる理由と実際の誤解

ダサいと言われる
3つの理由とは?
SNSで見かける“ダサい論”は、いくつかの誤解が混ざっています。TOMO視点で、原因ごとに解いていきますね。
誤解1:サイズがデカい=ダサい

→ 欧州表記のまま選ぶと大きめに転びがちです。実寸と日本cm換算、それから「肩幅」「着丈」「インナー前提」を見て選び直すと印象が一変します。M98は肩を合わせて着丈をほんの少し長めにすると、縦のラインがすっと整うんです。
誤解2:迷彩は街で浮く

→ M98の3色は低彩度×中明度で、コンクリートやアスファルトの色域に馴染みます。
黒スラックスやダークデニムに合わせると、むしろ“締まる”。派手さではなく“陰影”で見せるタイプだと捉えてみませんか。
誤解3:重くて実用的じゃない

→ M77はたしかに厚革でタフ。でも裏地なし×クイックレースで日常運用がラク。雨に当たっても乾きが早いので、翌朝のストレスが少ないんです。インソール+厚手ソックスで初期の当たりはぐっと軽くできます。
誤解4:個体差=ハズレ

→ 放出品の個体差は“ガチャ”ではなく**「物語」**だと私は思っています。フェードやリペア痕がコーデの奥行きをつくり、同じ見た目にならない。被りやすい時代だからこそ、ここに価値が宿ると感じませんか。
――ここまで読んで、ちょっと印象が変わってきたでしょうか。
次の章では、なぜ“逆にカッコいいのか”を具体的に整理していきます。
逆に「カッコいい」とされる理由

「ダサいどころか、むしろカッコいい」──これがノルウェー軍服を調べれば調べるほど出てくる感覚なんです。では、なぜそう見えるのかを掘り下げます。
- 経年変化が物語になる
厚革のM77ブーツは、オイルを入れたり雨に当たったりすると、革の色味が深みを増していきます。新品スニーカーにはない“時間のレイヤー”が積み重なる瞬間は、古着好きの心を直撃しませんか。 - 静かな配色の勝利
M98の3色カモは、派手なウッドランドやデジタルカモに比べ、落ち着いたトーンで構成されています。そのため、街に出ても悪目立ちせず、むしろ大人の余裕が漂う。 - 合理主義が美しい
デザインの裏に必ず「理由」がある。雪上パンツのアクセススリットなんて、日常生活では“ポケットの上からスマホに手を伸ばせる”という便利さに直結する。余計な装飾がないからこそ、生活にスッと溶け込むんです。 - サステナブルという文脈
軍放出の再流通は、新しいものを大量生産するのとは真逆。頑丈なモノを長く使い回すことが、ファッションと環境の両立になっているのは説得力がありますよね。

こうして見ていくと、カッコよさは「見た目」だけじゃなく、「背景」や「使い続けるほど味が出る仕組み」からにじみ出ていることが分かると思います。
愛用者のリアルな声・体験談

ここはオタクTOMOとして特に集めまくったパート。やっぱり、リアルな使用者の声に勝る説得力はありません。
- 古着愛好者の声
「M77は最初は固いけど、3か月履いたら手放せなくなった。雨の日に困らない革靴って他にない」
「M98は黒パンツに合わせるだけで“分かってる感”が出る。古着屋でもよく聞かれる」 - アウトドア派の声
「雪上オーバーパンツを冬キャンプで使ってる。重ね履きしても蒸れにくいし、脱ぎ着が本当に楽」
「M77は釣りに使ってる。濡れてもすぐ乾くのがありがたい」 - 失敗談も大事
「サイズを適当に選んだら肩が落ちすぎて野暮ったくなった」
「インソールをケチったら靴擦れで泣いた」 - 成功事例
「実寸採寸を見てジャストに近いサイズを選んだら、スラックスに合わせても全然浮かない」
「リペア痕のあるジャケットを買ったら、むしろ人から褒められた」
読者の方も、自分がどの層に近いか想像できませんか?「あ、自分も雨の日に強い靴が欲しい」「古着街で浮かないジャケット欲しい」──そう感じたなら、この先のパートがますますリアルに刺さるはずです。
どんな人が選んでいる?年齢層とターゲット像

ファッションアイテムって、結局「誰が着てるのか」が気になりますよね。ノルウェー軍服の場合、主にこの3タイプが浮かび上がります。
20〜30代の都市部ゴープコア層
スニーカーと合わせて街中を歩く。黒・グレー・カーキでまとめて、“都会の軍物”を楽しむ人たち。
30〜40代のアウトドア・地方層

雪国や山間部で、通勤やキャンプ、釣りにガチで使う層。機能性を理由に選んでいる。
古着街ユーザー(高円寺、中崎町など)
一点物やリペア痕を楽しむ“実物主義”。希少性や個体差を価値と見なす人たち。
ここで大事なのは、「ファッションとして楽しむ人」と「実用として使う人」が両立していること。だからこそ裾野が広く、人気がじわじわ続いているわけです。
人気アイテム徹底解説(M77ブーツ/M98カモ/雪上オーバーパンツ)

プロが選ぶ
代表的な
”3アイテム”
ノルウェー軍ファッションを語るうえで外せないのが、この3点です。オタクTOMOの視点で深堀りしていきます。
■ M77ブーツ

- 特徴:厚革、裏地なし、クイックレース仕様。ソールにはNATOスキー結束対応の溝が切られている。
- 実際の良さ:雨に濡れても乾きが早い。革がタフで長寿命。インソールと厚手ソックスを加えると、履き心地が一気に改善。
- ファッション的ポイント:ミニマルな黒革の表情が、軍靴でありながら都会的な雰囲気を持つ。スラックスやデニムとの相性も抜群。
■ M98カモジャケット/パンツ

- 特徴:1998年導入の3色ウッドランド配色。実用的なポケット配置。
- 実際の良さ:低彩度のカモなので街でも馴染む。秋冬〜春先にかけてのレイヤードに最適。
- ファッション的ポイント:古着街での人気はもちろん、無地のアイテムに合わせれば大人っぽくまとまる。“静かなミリタリー”の代表格。
■ 雪上オーバーパンツ

- 特徴:軽量で上から被せる前提。ポケットアクセススリット付き。
- 実際の良さ:冬の通勤や雪遊び、アウトドアに重宝。防風・防雪に強く、脱ぎ着が楽。
- ファッション的ポイント:ストリートで白パンツ感覚で使えるのが意外な強み。シティスタイルの外しにもハマる。
他国軍との違い(ドイツ・米軍との比較)

他の国と
の違いを解説
「ミリタリー古着」といえば米軍やドイツ軍が有名ですが、ノルウェー軍はそこに埋もれない個性を持っています。
- 米軍との違い:米軍は量産が前提で、シルエットや仕様が多様化しやすい。一方、ノルウェー軍はローカルで少数精鋭のため、**“一本筋が通った合理性”**が見える。M77やM98はほぼ変わらず長く使われているのが象徴。
- ドイツ軍との違い:ドイツ軍も質実剛健ですが、やや工業的・硬質な印象。ノルウェー軍は自然と共生する設計で、雪・雨・森に溶け込む柔らかさがある。
- ファッション的ポジション:米軍は“王道”、ドイツ軍は“ストイック”、ノルウェー軍は“北欧的ミニマル”。だから同じ古着コーデでも差がつくんです。
コーディネート術(街/アウトドア)

プロが教える
【センス良すぎ】
コーデ術
最後に、TOMO流のおすすめコーデを。これを押さえると「ダサい」とは絶対に言わせません。
■ 街コーデ

- M98ジャケット × 黒スラックス × 白スニーカー
→ シンプルなのに立体感が出る。仕事帰りのカフェや古着街にも自然に溶け込む。 - M77ブーツ × デニム × グレーのスウェット
→ 無骨さとカジュアルのバランス。都会のゴープコア層が好きそうな合わせ方。
■ アウトドアコーデ

- 雪上オーバーパンツ × フリース × シェルジャケット
→ 雪国通勤から冬キャンプまでカバー。白の分量が増えることでシティ感も出る。 - M77ブーツ × 厚手ウールパンツ × ダウンジャケット
→ 寒さに強く、かつ雰囲気も重厚。釣りや撮影でも耐えうる。
「街と自然、どちらでも無理なくハマる」──これがノルウェー軍ウェアの真価です。
どこで買える?購入方法と狙い目ショップ

どこが一番お得?
ノルウェー軍アイテムは「欲しい」と思った時にすぐに出会えるとは限りません。なぜなら放出が不定期で数量限定だからです。そこで私TOMOが調査したおすすめのルートをまとめます。
オンラインショップ(Amazon・楽天)


初心者でも安心。サイズ交換や返品対応がしっかりしている場合が多い。楽天は「セール時のポイント還元」が大きいので狙い目。
古着専門オンライン(セカンドストリートなど)


USEDやデッドストックを扱う店舗は個体差を楽しみたい人向け。写真でダメージやフェードを確認できるので「当たり」を探す宝探し感覚。
ミリタリー専門セレクトショップ


本場の雰囲気で選びたい人に。ただし送料やサイズ感の難易度は上がる。
狙い目は「秋冬立ち上がり」と「春先」。特にブーツと雪上パンツは需要が一気に高まるので、見つけた時に動けるかどうかが勝負です。
メリットとデメリットを本音で解説

【本音で語る】
メリット
と
デメリット
ここは「オタクTOMOの忖度なしレビュー」として、いい面も悪い面も正直に書きます。
メリット

- 丈夫で長寿命 → 使い込むほど味が出る
- デザインに無駄がない → ミニマルで街にも馴染む
- 個体差や経年が価値になる → 一点物感を楽しめる
- サステナブル → 新品を買うより環境負荷が少ない
デメリット

- サイズ感が難しい → 欧州表記をそのまま鵜呑みにすると失敗しやすい
- ブーツは慣れるまで固い → インソールや厚手ソックスがほぼ必須
- 放出が不定期 → 欲しい時に在庫があるとは限らない
- デッドストックでも保管スレや日焼けがある → 写真で確認すべき
つまり「手間をかけて育てたい人」には最高ですが、「届いた瞬間に新品同様で完璧」を求める人には向きません。
購入前に必ずチェックしたいポイント

最後に、買う前に私が絶対確認する項目をシェアしておきます。これを押さえるだけで失敗がぐっと減ります。
- 実寸採寸と着用目安(身長・体重別のサイズ感を参考にする)
- 官給タグや刻印の有無(実物保証を求めるなら必須)
- 写真の枚数とコンディションランク(ダメージの位置・程度を確認)
- 交換・返品ポリシー(サイズ違い対応があるか)
- 付属のケア案内(オイルやリペア情報がついているかどうか)
この確認を怠ると「サイズが合わない」「思ったより状態が悪い」といった後悔につながりかねません。逆にここを丁寧にチェックすると、購入後の満足度はぐっと高まります。
この記事の著者

10,000人以上の悩みに寄り添ってきたファッション悩み解決の専門家
TOMO
トモ
三度の飯より服が好きな服マニアのブロガーのtomoです。 このブログを通じて、ファッションの魅力をどこよりも詳しくわかりやすく解説しています。 いま気になるブランドやアイテムを買うかどうかで悩んでいる人は多くいます。 そこで、今まで服に使った金額が「1000万超え」の私のこれまでの経験と実体験をもとに200以上のブランドをブログで解説しています。 今では月に3万人以上に読まれているブログとなっています。