ファッションの教科書 
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ヒ:サトシ的にこれから注目していて、今シーズンは買いたいと思っているブランドってなに？？
サ:色々あるけど、今一番注目しているのは「kuon（クオン）」だね！シンプルだけど日本独特の柄や技法が、ファッションとして表現されていているブランドだよ。
ヒ:じゃあ今回は、その「kuon（クオン）」について魅力をたっぷり教えてよー！
サ:「kuon（クオン）」を魅力満載でお届けします！！
ヒ:よろしくお願いします！！
【本音マジ解説】KUONってダサい？なぜ人気？評判は？
- kuonとは
- kuonのデザイナーとは
- kuonの特徴
- kuonのオススメアイテム
- まとめ
・kuon（クオン）とは
サ:まずはkuonについて簡単に説明するね。ブランド名のkuon（クオン）は日本語の「久遠」、「遠い過去または未来」「永遠」に由来している。また、ブランド名は古着や古い布の持つ文化を取り入れ、時代に左右されないシンプルなっかこよさを追求していることを表す。そして「新しいものは古くなるけれど、美しいものはいつまでも美しい」というブランドのアイディアがアイテムに反映されているんだ。
ヒ:なるほど。古着や古い布を使ってシンプルで、時代に左右されない美しいものを生み出すブランドなんだね。デザイナーはどんな人なの？？
・デザイナーとは
サ:デザイナーは石橋真一郎（Shinichiro Ishibashi）。丸の内の老舗テーラーにて修行後、パリコレクションブランドのkolorのパタンナーとして入社。2014年独立し、フリーパタンナーとして数々のブランドを手がける。2016S/Sよりkuon（クオン）のデザイナーに就任。
ヒ:テーラードの技術と、パリコレブランドでファッションを学んだデザイナーなんだね。次はkuon（クオン）の特徴を教えてよ！
・kuon（クオン）の特徴
サ:kuonの特徴はなんと言っても「襤褸」。その中でもkuonの「シグネチャーシリーズ」は、厳選された100年以上前の生地を、職人が手作業でジャケットやブルゾンに再構築したものなんだ。
ヒ:100年前の生地があるのも凄いし、それを手作業で再構築するって想像出来ないほどの手間がかかるんだろうね！
サ:そうだね！年間に数点しか作成することができない稀少価値の高いものだからね。それ以外にも日本の伝統的な柄や技法を取り入れてブランド理念に沿ったアイテムを展開しているんだ。
ヒ:つまり日本の文化の背景を学び、それをどう解釈して表現するかを大事にしているんだね。
サ:他にもkuonの活動目的を明確にしている。それは、デザインを通して社会課題を解決していくこと。
ヒ:「デザインを通して社会課題を解決していくこと」って具体にはどういうこと？？
サ:例えば、従来の大量生産・大量消費を軸としたアプローチをしなかったりしているんだ。KUONでは東日本大震災で被災した岩手県大槌町の女性たちが中心となり、復興と自立を目的とする「大槌復興刺し子プロジェクト」と、同じく岩手県盛岡市で障がい者の自立支援をサポートする「幸呼来ジャパン」と協業しているんだ。
ヒ:そういうところと協業しているんだね。なにを協業しているの？？
サ:「大槌復興刺し子プロジェクト」では現地の女性たち30人ほどのグループと刺し子によるボロの補修や端切れなどをパッチワークにするアップサイクルなどに取り組んでいて、「幸呼来ジャパン」では東北地方に古くから伝わる伝統技術「裂き織り」の制作、生産を一緒に取り組んでいるんだ。
ヒ:そういうこともを付加価値としてファッションが提案することで、作り手とブランドと着る人すべてがwin-winの関係を目指しているんだね、
サ:その通りだね。ブランドも言っているように、”カッコいい”が“誰かのためにもなる”ようなモノを介して社会と関わりを持つことができる、そんな商品づくりをめざしてるんだ。
ヒ:カッコよくてそれが誰かのためになるんだったら、間違いなく最高だよね！そろそろサトシのオススメアイテムを教えてよ！
・kuon（クオン）のオススメアイテム
サ:kuonのオススメアイテムは、やっぱりシグネチャーモデルの襤褸（ぼろ）は外せないね！量産が難しいから値段は高いけど、襤褸ブレザーは美しいの一言。
ヒ:あんまり詳しくないから教えて欲しいけど、襤褸ってなに？？
サ:襤褸は、使い古されてぼろぼろになった布や、長い時間を経て着用され続け、破けて継ぎ接ぎだらけになった衣服のことだよ。破けて穴が開いては手に入れた端布で継ぎ接ぐことが繰り返され、時代を経てきた襤褸は次第に独特の模様や色味を帯び始め、さながら芸術作品のような輝きを放つようになるんだ。
ヒ:それは見た事あるけど、本当に凄いオーラを放っているよね！
サ:それにデザイナーが身につけた、テーラードの技術が合わさったジャケットは間違いない！あれだけ美しく、絵画のようなオーラがある服は見たことない！！
ヒ:襤褸ブレザーの魅力は十分理解できたけど、買うのは値段的な問題があるから、他のオススメも知りたいよ！
サ:個人的にはスウェットやカットソーだね！裂織や市松格子、吉野格子、刺し子を上手くファッションとしてのデザインに取り入れられているから、他のブランドにはない良いアクセントになっているよ！
ヒ:一枚で様になる良いものばかりだね！これなら値段的にも◎！
サ:常に進化をしていて、襤褸をプリントで表示したBORO PRINTED MESHを発表したりと毎シーズン楽しみで仕方ないよ！！
・まとめ
サ:まとめると、kuonは襤褸をはじめとした日本の伝統の技術を西洋のファッションに融合したいつまでも美しく服を生み出している。襤褸に目を奪われがちだけど、今着てカッコいいブランドなんだ。
ヒ:今回kuonについて知って、新しさだけがファッションの価値じゃないと思ったね。時間の経過とともに育まれる価値があり、その時間が育んだファッションの美しさは、いつの時代にも人の心に響くものになるんだね！
サ:確かにその通りだね！まるでBOROのように、遠い過去は今につながり、今は遠い未来へとつながっていく。「クオン」はその時間をデザインしているのかもしれない値段。まさに新しいものは古くなるが、美しいものはいつまでも美しいものを生み出す素晴らしいブランド！！
追伸 やっぱりKUONはカッコイイ！最近のユーズドってお買い得なのに、全然綺麗で使えるものばかりでびっくりしました！！KUONのリンク載せ置くので、暇な時に見てみてください！
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